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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

尹錫悦検察総長の懲戒処分、裁判所が執行停止命令

 韓国のソウル行政裁判所は、令和2年12月24日、ムン・ジェイン大統領が裁可した停職2カ月の懲戒処分は不当だとして、処分の執行停止を求めたユン・ソンヨル検事総長による仮処分の申し立てを認める判断を出しました。

 ユン氏は処分から8日ぶりに職務に復帰しました。
 検察トップの排除につながるムン・ジェイン大統領の処分を司法が覆した形で、文氏の政権運営にも打撃となりそうだ。

 ユン氏が処分の取り消しを求めた本訴訟の判決が出た後までの処分の効力停止を認めたものですが、令和3年7月の尹氏の任期内に判決が出る見込みは薄く、事実上処分の無効を意味します。

 ムン政権は、検察の力をそぐために検察改革を推進し、ユン氏率いる検察は大統領府や与党関係者が絡む疑惑の捜査を進めて政権側と対立してきました。
 ユン氏は政権絡みの捜査を一層加速させる見通しです。

 チュ・ミエ法相の懲戒請求を受けて法務省の懲戒委員会が処分を決め、ムン大統領が、令和2年16日に裁可しました。

 ユン氏側は懲戒手続き自体が違法で「検察の独立性を損なう」と主張し、チェ氏側は、尹氏の職務継続は「検察の公正性を脅かす」と強調していました。

 韓国の検事総長が、ムン・ジェイン大統領の、月城原発1号機の経済性評価ねつ造疑惑事件と青瓦台の蔚山市長選介入疑惑事件などの捜査を指揮しています。

 法務大臣が、ムン・ジェイン大統領の犯罪捜査を止めさせるため、検事総長の職務執行停止処分にしました。

 検事総長は、韓国の行政裁判所に、執行停止を申立て、これが認められて復職しました。

 次は、法務大臣が、検事総長の懲戒処分を申立て、懲戒委員会は、停職2カ月の懲戒処分の決議をし、ムン・ジェイン大統領はこれを裁可しました。

 検事総長は、韓国の行政裁判所に、執行停止を申立て、これが認められて復職しました。

 令和3年1月に、検察官から、大統領を含む高位公務員の捜査や公判権限が奪われ、ムン・ジェイン大統領の犯罪捜査ができなくなります。

 それまでに、検事総長が、ムン・ジェイン大統領を捜査して追い詰めたいと必死になり、ムン・ジェイン大統領は、逃げ切りに必死です。

 何かすごい国ですね。

 行政裁判所の判事は、身の危険を感じないのでしょうか。
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