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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

GoToトラベルの一時停止

 コロナの新規感染者が増えてきたため「GoToトラベル」全体が一時停止となりました。

 「GoToトラベル」とコロナの新規感染者の増加には、全く関係がないとはいいませんが、あまり関係はないでしょう。

 北半球で、ヨーロッパやアメリカ、東アジアで韓国などの新規感染者が増加してきたのは、寒くなり乾燥してくれば、ウィルスが伝播するのに好都合なため、感染者数が増加することは、夏ころからわかっていたことです。インフルエンザが、夏でなく冬流行するのかを考えれば、簡単にわかります。

 また、寒くなれば、夏の間は密閉を避けるため換気を十分にしてきたのが、すきま風をきらって換気が不十分になることも要因でしょう。

 「GoToトラベル」を一時停止して、新規感染者が減ったかどうか検証すればよいでしょう。

 また、和歌山県知事が述べていたように、観光地である白浜、勝浦、高野山、熊野古道(田辺市の旧本宮町)で新規感染者が増えず、和歌山市、橋本市、岩出市などの観光地ではなく、大阪に通勤している人がいるところで新規感染者が増えていることから、「GoToトラベル」との関係は低いでしょう。

 もっとも「GoToトラベル」実施による「気の緩み」は否定できませんから、「GoToトラベル」一時停止は、ショック療法としての効果はあるかと思います。

 そもそも、旅行嫌いという人もいるでしょう。

 また、「GoToトラベル」は、ただで旅行ができるわけではなく、半額で旅行できるという制度です。
 半額のお金は必要です。
 また、休暇をとれる人だけに恩恵があるという制度です。
 「金とヒマ」がないと恩恵にあずかれません。

 恩恵にあずかれるのは、比較的、裕福な人に限られます。
 圧倒的に少数派でしょうね。

 「GoToトラベル」を利用するつもりがない、あるいは、利用したいと思っても利用できない人にとっては、不愉快でしょうね。

 また、結局のところ、他人の遊びに使われた税金が、将来の税金で自分が負担しなければならなくなるというのも不愉快でしょう。
 ただ「将来の税金で自分が負担しなければならない」と考える人は、大した金額の税金を納めているとは考えづらいです。一般的な傾向として「我々の血税が!」という人ほど、納税額は知れています。

 ただ、「GoToトラベル」を利用するつもりがない、あるいは、利用したいと思っても利用できない人が多数である以上、一時停止はやむを得ないかも知れません。
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