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雑記帳

エリザベス女王の在位期間

 イギリスのエリザベス女王(エリザベス2世)が、平成27年、これまでのビクトリア女王の記録を抜いてイギリス君主の在位最長記録を更新しました。記念の銀貨も発行されました。
 エリザベス女王は94歳、今なお元気です。
 在位68年となるそうです。
 在位70年まであと2年ですね。

 エリザベス女王は父ジョージ6世の健康状態は昭和26年に入り悪化し、翌昭和27年2月6日に崩御しました。
 先の王が亡くなると王位継承者は、自動的に王になります。
 「The king is dead! Long live the King!」(王様は死んだ! 王様万歳!)といわれます。
 先の「king 」は崩御した王様で、次の「King」は新しい王です。
 戴冠式・即位式など行う前に王になります。
 そうしないと、一時的に、王様がいなくなりますから。

 「The king is dead! Long live the King!」は、フランス語の「Le roi est mort!, Vive le roi!」という言葉の英訳です。

 日本の天皇も、同じ理屈で、即位の礼を行う前に、天皇の死とともに、皇太子が天皇となります。
 上皇陛下も、昭和天皇陛下が崩御された昭和64年1月7日(「昭和天皇」は追号。追号がおくられるまでは「大行天皇」)に即位されています。
 この日が、平成元年1月7日です。

 上皇陛下が、現在の天皇陛下に譲位(厳密に言えば、天皇陛下には「譲位」する権限はありませんから、「退位」です)というのは、明治維新による日本近代化以降、画期的なことです。


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