本文へ移動

2021年2022年バックナンバー

雑記帳

関東・東北大水害で株を上げたはずが・・・

 古い話になりますが、平成27年9月、台風18号の影響による記録的な大雨で、北関東と東北南部は水害や土砂崩れに見舞われました。

 茨城県と宮城県では河川堤防が決壊し、自衛隊や警察、消防などによる大規模な救助活動が2日間にわたって展開される事態となりました。

 平成27年9月13日午後現在の死者5名、行方不明者15名の人的災害も発生しています。
 死亡された方のご冥福をお祈りするとともに、行方不明者が生存のまま発見されることを祈念しております。

 自衛隊は約480人、車両約70台、ボート約40隻、航空機15機を派遣し、百里基地などから飛び立った輸送ヘリは、鬼怒川堤防決壊によって浸水、崩れかかった家屋から住民をつり上げて救助した。常総市を含む地域からヘリで254人、ボートで150人を助け出したました。

 海上保安庁も羽田、新潟、関西の各空港にある基地から救難ヘリを派遣しました。

 ところで、決壊した鬼怒川の濁流にのみこまれた茨城県常総市のニュース映像に、周囲の住宅が流される中、1軒の戸建て住宅が残っていました。
 洪水で流されてきた付近の住宅2軒や倒木がぶつかっても、傾いたり、倒壊したりすることはなく、2階ベランダに逃げた住民は自衛隊に無事救助されました。

 旭化成の「ヘーベルハウス」の戸建て住宅だったそうです。
 ちなみに「ヘーベル」とは ALC(Autoclaved Lightweight aerated Concrete =軽量気泡コンクリート)という一般名詞だそうです。「ヘーベルハウス」は商標登録されているでしょうが・・・

 ヘーベルハウスの家の特徴として、「ロングライフ住宅」を謳っており、土台や鉄骨を工夫した「耐久性」が強みであると、特性を説明しています。
 地盤補強のための杭をしっかり打っていて、ある程度の水圧に家が耐えられる仕様になっていたからだそうです。

 と片方で褒めたら、横浜市のマンション傾斜問題に関連し、住友不動産が販売したマンションのうち、3件で旭化成建材がくい打ちを担当していたことが分かりました。

 データ改ざんがあったかどうかは現段階では不明とされ。所在地なども明らかにされていません。

 発注元の住友不動産は過去10年間に販売した約300件のマンションに対するくい打ち業者の特定を進めています。
 約200件超を確認し判明しました。
 残り約100件はゼネコンなどを通じて調査を急ぐことにしています。

 住友不動産は、補修するなら全額負担、買取りを希望するなら購入価格で買取りという破格の条件を提出していますが、住友不動産はやはり大企業、太っ腹です。全棟全額賠償しても、経常利益の一部にすぎないそうです。

 マンションを購入するなら、大手から買った方が、後々安心という所でしょう。
TOPへ戻る