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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

もう一つの大地震から10年経過

 みなさんは、日本で東日本大震災がおこる2週間前にニュージーランドで発生したクライストチャーチ地震を覚えていますか。

 日本でも大きく報道されていました。

 しかし、東日本大震災の発生によりこの地震は忘れ去られているように思います。


 平成23年(2011年)2月22日12時51分にニュージーランドのカンタベリー地方でマグニチュード6.1の地震が発生しました。

 震源はクライストチャーチ近郊のリトルトン付近で、震源の深さは約5kmでした。

 カンタベリー地域では平成22年(2010年9月4日)にマグニチュード7.0の地震が発生していて、関連も指摘され2010年の地震の最大余震との見方もあります。

 マグニチュード7.0の地震で建物がダメージを受けていたところ、マグニチュード6.1の地震でとどめを刺されました。

 町のシンボルであったクライストチャーチ大聖堂もこの地震と度重なる余震によって塔が崩壊してしまいました。


 捜索が打切られた時点で死者は154人に増加し、最終的な死者・行方不明者は240人に上るとされています。

 被災した富山市立富山外国語専門学校生ら日本人も、死亡、行方不明あわせて28人犠牲となりました。



 クライストチャーチは、南島の最大都市ですが、10年経過してもいまだに復旧されていません。残骸跡地がむき出しになっています。

 ちなみに、現時点(令和2年)で、クライストチャーチ大聖堂は残骸のまま残っています。

 修復するお金がないとのことです。 東日本大震災と「えらい」違いですね。


 ニュージーランドの人口は450万人で、経済的に余裕がありません。

 ツアーなども、クライストチャーチ空港から、テカポ湖、マウントクックに直行です。

 クライストチャーチでの宿泊数が減りましたから、ホテルも、ごくわずか残っているにすぎず、テカポ湖、マウントクック、クイーンズタウンなどのホテル事情が逼迫しています。

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