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雑記帳

前駐韓大使ハリス氏「韓国の人種差別に驚いた」

 令和3年2月5日、ハリー・ハリス前駐韓米国大使が、フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、在任中に日韓に関連した人身攻撃を受けたことに対して「人種差別に驚いた」と話しました。

 ハリス氏は「日韓間の歴史的争いが深まったとき、個人的にそれほど多くの攻撃を受けるとは思わなかった」とし「一部の人種差別(racial baiting)に対しては驚いた」と話しました。

 ハリス氏は日本人の母親と在日米兵の父親をもち、日本で生まれました。
 ハリス氏は、第24代アメリカ太平洋軍司令官で、アメリカ海軍史上初めてのアジア系の大将です。
 大将の地位は日系アメリカ人軍人が得た過去最高の階級でもあります。

 人事のことで、各足ることはいえませんが、オーストラリア大使として赴任するところが、朝鮮半島有事の場合に備えて、邦人(アメリカ人)脱出の指揮をとるため、韓国大使に赴任したと言われていました。

 ファイナンシャル・タイムズは「ハリス氏は日系だったために一部の韓国メディアのターゲットになり、在任当時トランプ前大統領の韓国への対し方のせいでハリス氏に向かった怒りもさらに大きくなった」と伝えました。

 ハリス氏の在任中は日韓関係は悪化の一途をたどり、トランプ政府が防衛費分担金引き上げ圧迫など同盟に対して無理な要求を押し付けたために、このような本国の立場を代弁する駐韓大使として袋叩きに合わざるを得なかったという分析もあります。

 ハリス氏の口ひげまで批判の材料になるほど、度を越した指摘につながることもありました。

 リッパート前韓国大使のように、切りつけられなかっただけましかも知れません。

 韓国は、人種差別の激しい国です。
 特に、韓国人が「格下」と考える人には容赦ありません。
 韓国人が「格上」と考えるアメリカ人や日本人にも容赦ありません。

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