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雑記帳

有休取得日数世界で減少 コロナが影響

 アメリカの旅行予約サイト「エクスペディア」は、世界16カ国・地域で実施した令和2年の「有給休暇の国際比較調査」の結果を発表しました。
 調査は令和2年11月18日から12月9日にかけて、16カ国・地域で9200人にインターネットを通じて実施されました。

 新型コロナウイルスの影響で台湾を除く15カ国・地域で有給休暇の取得日数が減りました。

 日本の有休取得日数は例年は10日程度ですが、令和2年は9日に減りました。

 近年の調査では日本が取得日数が最も少ない傾向にあったのですが、令和2年は日本より取得日数が少ない国が韓国、アメリカ、シンガポールなど7カ国にのぼりました。

 日本の有休取得率は9日で、令和元年の10日から低下しました。

 特に減少幅が大きかったマレーシアとオーストラリアは、例年の14日から7日に、アメリカも10日から5日へとそれぞれ半減しました。

 取得日数が増えたのは台湾のみで、例年の14日から15日に増えました。
 取得率が高い国・地域では台湾が100%で、香港が86%、ドイツとフランスが83%で続きました。

 令和2年に有給休暇を取らなかった理由について、世界で最多となったのは「新型コロナウイルスの影響でどこにも旅行できない」で33%でした。
 一方、日本では「緊急時のために取っておく」が最多でした。

 コロナ禍が有給休暇の取得のしやすさに影響を与えたかどうかを巡っては、「変化なし」と答えた割合は日本では76%となり、世界で首位でした。

 日本は、休暇を家で過ごす「ステイホーム率」の高さでも世界で1位となりました。
 直近で取得した休暇について「どこにも行かずに家で過ごした」と回答した人の割合は日本は76%で、2位の香港(58%)や3位のドイツ(55%)を引き離しました。
 ステイホーム率が世界で最も低いのはイタリアで20%でした。
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