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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

韓国の人口、自然減少始まる・出生率0.84人で世界最低

 韓国の合計出生率が0.84人に減り、初めて人口が自然減少しました。

 韓国政府は、低出生対応予算に過去10年間で200兆ウォン(約18兆9600億円)以上を注込んだのですが、効果はありませんでした。

 経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で唯一の出生率1人以下の国家で、他国との差はますます広がっています。

 令和3年2月24日、韓国統計庁が発表した「2020年出生・死亡統計暫定結果」によりますと、令和2年の出生児は27万2400人で、1年前より10%(3万300人)減少しました。
 逆に死亡者は30万5100人で、前年比3.4%(1万人)増加しました。
 生まれた子供は減り、死亡者は増えたことで、昨年の韓国の人口は3万3000人、自然減少しました。

 韓国の合計特殊出生率は、平成30年(0.98人)に初めて1人を割った後、令和元年(0.94人)、令和2年(0.84人)と下がっています。

 もとより、OECD加盟国の中で圧倒的な最下位です。
 OECD加盟国中、韓国を除いて合計特殊出生率が最も低い国のスペイン(1.26人)とも格差があります。

 かつて、韓国の統計庁は韓国の総人口が令和10年に5194万人でピークを迎え、令和11年からは徐々に減少し、2067年には3929万人に減少すると予想していました。
 7年前倒しで、人口が減少していくことになりました。

 なお、死亡者は増加傾向にあります。

 令和2年に感染拡大した新型コロナウイルス感染症により、人口自然減少の時計が速まる可能性も高まりました。

 韓国銀行は、最近の報告書で新型コロナによる結婚・妊娠控えのため来年の合計特殊出生率が0.72人水準を下回るとの見方を示しました。

 人口減少の最大の問題の1つは、全体的な経済成長を萎縮させるという点です。
 生産可能人口が減り、経済活力が低下し、高齢化に伴う福祉負担は雪だるま式に増えます。

 ちなみに、韓国の生産可能人口は、既に減少し始めています。令和2年は、人口が減少しはじめたということですね。

 韓国は、日本以上の学力社会で、大学受験に塾などのお金がかかるほか、大学を出ても一流企業に就職できるのはごくわずか、一流企業に入社しても、40代で早期退職勧告されるなど、悲惨な生活がまっています。
 若年失業率も高止まりしています。
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