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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

令和2年死亡者、11年ぶり減

 厚生労働省の人口動態統計(速報)が、令和3年2月22日に公表されました。

 令和2年の死亡数は、前年比9373人(0.7%)減の138万4544人で、11年ぶりに減少したことがわかりました。

 死亡者は高齢化が進む影響で増加が続いていました。
 本来ならば、当然の話ながら、死亡者は増え続けていたはずでした。

 厚生労働省によりますと、令和2年9月までの統計(確定値)では、呼吸器系疾患による死亡者が減っていました。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、マスク着用や手洗いの徹底などによる季節性インフルエンザの激減が影響した可能性がありそうです。

 日本の新型コロナウィルスによる死亡者の発表はおかしい、本来なら、新型コロナウィルスによる死亡者が多いはずなのに、政府が隠して統計を発表しているという主張をする人たちがいました。

 世界各国は、死亡者数のおおまかな傾向(大規模な災害や感染症が発生していないときに生じると想定される趨勢的な死亡者数)と比べて、現実の死亡者数全体が増えているのか減っているのかを推計して公表しています。
 おおまかな傾向を超える分を「超過死亡」と呼びます。

 日本は、高齢化が進んでいます。

 ワクチンの投与の優先順位を決めるとき、1番目が医療従事者、2番目が65歳以上の高齢者、3番目が基礎疾患のある65歳未満の人、4番目が、残り全てと決められました。

 65歳以上の高齢者が3600万人と聞いて、びっくりした人が多かったと思います。
 厳密には、令和2年の敬老の日の発表では3617万人で、総人口に占める割合は28.7%です。
 90歳代が約300万人、100歳以上が8万人というのも驚きです。
 世界に、これだけの割合の高齢者が生きている国は他にありません。

 話を戻して「超過死亡」はマイナスでした。

 日本の新型コロナウィルスによる死亡者の発表はおかしい、本来なら、新型コロナウィルスによる死亡者が多いというのは、政府は新型コロナウィルスの死者を隠しているというのはデマだったことがわかりました。

 医師の資格をもつ、いわゆる、いわゆる「専門家」もいましたね。
 どう申し開きをするつもりでしょうか。
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