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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

学歴フィルター

 私自身は、司法試験に合格していますから、いわゆる「就職活動」をしたことがありません。

 ただ、思い出すのは、企業からの就職説明会の案内のパンフレットが、山のように郵送されてきたことです。

 大学の「序列」を気にする人がいます。

 東京なら、東京大学、一橋大学、東京工業大学などが、いわゆる一流でしょうか。
 私立大学なら、早稲田と慶応ですね。

 私は、受験していませんが、現役の時東京大学に入学できていないときは、文科Ⅰ類(法学部進学コース)を文科Ⅱ類(経済学部進学コース)に格下げして、早稲田大学政経学部と慶応大学法学部を受験していたと思います。
 今は、文科Ⅱが文Ⅰ科より難しいようです。司法も高級官僚も魅力がないですからね。

 早稲田と慶応に続くのは「MARCH」と呼ばれる大学だそうです。
 行進曲ではありません。日産の小型車でもありません。

 首都圏の大学のうち、早稲田と慶応に続く大学で、M=明治大学、A=青山学院大学、R=立教大学、C=中央大学、H=法政大学、からそれぞれ頭文字を取っているそうです。

 「学歴フィルター」という言葉があります。

 新卒採用をしている企業が特定の大学以外の学生を、事実上選考の対象から外すという制度です。
 基準は企業によって異なり、実態はなかなかつかめません。
 そんなもの公表する企業はありません。

 就職関連の調査会社、HR総研という研究所が、平成28年卒採用において重点的に学生を採用したい大学について調査をまとめていまする。

 それによれば、47%の企業がGMARCH(MARCHと学習院大)と関関同立(関西大、関西学院大、同志社大、立命館大)をターゲット校にしていて、これは旧帝国大学(東京大、京都大など)の33%、早慶上智(早稲田大、慶応大、上智大)の28%など、ほかのどの大学グループよりも高い数値だそうです。

 企業の人事関係者の話を総括すれば、人気の大手企業は東大や早慶上智を中心にしつつ、GMARCHまで視野に入れ、一方、中堅企業はMARCHを中心に、それ以下の大学からも採りたいと考えているというようです。

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