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雑記帳

日米首脳会談の共同声明

 令和3年4月16日、菅首相と、バイデン大統領の日米首脳共同声明「新たな時代における日米グローバル・パートナーシップ」では、台湾海峡の問題だけが、マスコミで大きく取上げられていますが、要点は、以下のとおりです。

1 日米両国間の5G、人工知能、半導体、量子コンピューティング、バイオテクノロジーの協力深化
  上記の実践のためにCompetitiveness and Resilience partnership(略称:CORE)締結
  アメリカはこのために25億ドル、日本は20億ドル投資
2 東シナ海、南シナ海での現状維持及び安定
  台湾の平和と安定の重要性をアピール(1969年以降、台湾が米日首脳会議で述べたのは初めて)
  中国の脅威(経済的報復を含む)に対する反対
  新疆ウイグルと香港での人権を強調
4 米国は核を含むあらゆる手段を動員して米日同盟の防衛公約履行(核を明示的に言及)
5 日本の国防能力強化
6 米日間の気候変動に関する共同パートナーシップ締結及び人的交流のためのマンスフィールドプログラムの拡大

 中国の脅威、日本にとっては、とりわけ沖縄県の尖閣諸島、日本とアメリカにとって、尖閣諸島や台湾を含む東シナ海、シーレーンである南シナ海は大切です。
 GDP1%という防衛費も、EU標準である2%は必要でしょう。

 なお、日米両国間の5G、人工知能、半導体、量子コンピューティング、バイオテクノロジーの協力深化は、中国に先んじて、協力して研究開発をするということです。
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