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雑記帳

G7外相、台湾の国際機関参加を「支持」

 令和3年5月3日ロンドンで開催されている主要7カ国(G7)の外相会議でまとめられる共同声明をめぐり、アメリカ国務省高官が、訪問先で記者団に対し、台湾が世界保健機関(WHO)などの国際機関に参加することへの強い支持が明記される見通しであることを明らかにしました。

 アメリカ国務省高官は、台湾の参加支持を共同声明に明記する理由について、「台湾が(WHOなどに)参加する権利を持っているのみならず、彼らは新型コロナ対策をめぐって我々全員の役に立つ多くの経験を持っている。彼らを排除するのは自滅的だ」と語りました。

 台湾はWHO年次総会へのオブザーバー参加を求め、日本やアメリカなどは台湾の参加を支持しているが、中国の反対で実現していません。

 アメリカ国務省高官はまた、令和3年5月4日のG7外相会議の議論で「中国に関する問題が議題の中心を占めた。(中国問題は)我々の議論しなければいけない多くの重要な議題の中で最も重要な議題だった」と指摘しました。

 アメリカ国務省高官によれば、この日の議論では、中国の人権問題をめぐる振る舞いについて各国から強い懸念が示されたということです。
 アメリカ国務省高官は世界人権宣言や国際的な人権規約に言及したうえで、「(中国の人権問題は)国内問題ではない。中国が署名した国際的な義務に従って行動するべき問題だ」と強調しました。

 中国をめぐる問題ではほかにも、経済力を背景にした中国の威圧的な行動を始め、南シナ海などで中国が軍事活動を活発化させている問題についても強い懸念が示されたということです。

 台湾が世界保健機関(WHO)などの国際機関に参加する必要はあるでしょう。
 今回の新型コロナウィルスについても、中国武漢でのヒトヒト感染を、最初に指摘したのも台湾ですし、台湾の防疫もすばらしいものでした。


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