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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

歌詞の変更

 民放では、あまりありませんが、NHKの場合は、特定の会社を宣伝するような歌詞はタブーです。

 今はそうでもありませんが、昔は極端でした。

 かぐや姫の「神田川」は、歌詞の「二十四色のクレパス」がひっかりました。
 クレヨンは、一般名詞です。
 クレパスは違います。クレパスは株式会社サクラクレパスという会社の登録商標ですから、「二十四色のクレパス」と歌うと、株式会社サクラクレパスの宣伝をすることになるというのが、NHKの主張でした。
 南こうせつは「イヤです」と一蹴し、後に、NHKが折れて、歌詞どおりで歌うという前提での出演が実現しました。

 自分の名前が出てくるのも、宣伝になるとの理由でだめなことがありました。
 松本伊代の「センチメンタル・ジャーニー」は「伊代はまだ16だから~♪」の歌詞で歌えません。
 紅白歌合戦ではありませんが、NHKの歌番組で、歌詞の「伊代は」を「わたし」に変更して歌っています。

 ちなみに、全く違う話ですが、松本伊代は、深夜放送で、「自筆エッセイ」の内容を司会者に聞かれ、「まだ読んでない」と返答してしまったというエピソードがあります。
 歌手俳優の「自筆本」は、ゴーストライターがいるのが当たり前ですね。

 山口百恵の「プレイバックPart2」も、紅白歌合戦で「真紅なポルシェ」を「真紅な車」と歌いかえたと言われていますが違うようです。
 他のNHKの歌番組では「真紅な車」と歌っていますが、紅白歌合戦では「ポルシェ」と歌っています。

 今は、そんなにうるさく言いませんね。
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