本文へ移動

2021年2022年バックナンバー

雑記帳

昔はHB いまの主流は2B

 「基準となる鉛筆」とされている「HB」のシェアが低下しているそうです。

 20年ほど前は全体の半数ほどを占めて首位だったのが、今では2~3割にまで下がり、より芯が柔らかい「2B」がトップになったそうです。

 鉛筆のシェアの大部分は「三菱鉛筆」と「トンボ鉛筆」の2社が占めています。
 トンボ鉛筆によりますと、平成11年と平成26年で比較した場合、HBは44%から31%に下がり、2Bは22%から37%に増え、三菱鉛筆によりますと平成6年と平成26年を比較して、HBは5割から2割に減り、2Bは2割から4割に増えているとのことです。

 理由のひとつとして、子どもの筆圧が下がっていることが挙げられています。

 鉛筆は、芯が軟らかいものから硬いものの順に、10B、9B、8B、7B、6B、5B、4B、3B、2B、B、HB、F、H、2H、3H、4H、5H、6H、7H、8H、9H、10Hとなります。

 Bはblack、Hはhardの略です。Fはfirmの略です。

 HBは現在も選挙の記名やマークシート式のテストで主に使われています。

 教育委員会や小学校が個別に「2BまたはB」と指定しているそうです。
 また、感触として濃く書ける鉛筆の方が評価が高いそうです。
入学時に2Bの鉛筆を購入し、そのまま高学年になってからも使い続ける人が増えているようですね。

 鉛筆は「IT化」により、社会で使用される量が少なくなり、教育現場が中心となり、子の好む2Bへ移行しているそうです。

 箸を使ったり、ひもを結んだりといった場面が減ったためなど、子どもの握力は低下傾向にあり、これが筆圧にも関係し、軟らかく濃い2Bが好まれているようです。

 「パソコンやスマホが普及し、大人が鉛筆を使わなくなり」、「子どもも以前より濃い鉛筆を使うようになっている」、この2つが売り上げでも「2B主流」の要因になっているということです。

 ちなみに、法律家は、ワープロをうち、ボールペンを使いますが、法律相談の時や訴訟記録のメモの時は、鉛筆を使います。

 もちろん、原本を傷つけないためです。

 極端な話をすると、私は、裁判所にいくときのカバンにボールペンは入れていません。
 鉛筆がみつからないとき、ボールペンがあると、つい、ボールペンを使ってしまうからです。

 ちなみに、私は、小さいときから「B」派です。
 鉛筆削りを頻繁に使う必要がありますが、仕方がないですね。


TOPへ戻る