本文へ移動

2021年2022年バックナンバー

雑記帳

日本人技師、八田與一たたえ 台湾がダム着工100年式典・蔡総統らトップ3が出席

 日本が台湾を統治していた時代、日本人技師・八田與一が、台湾で建設した烏山頭(うさんとう)ダムの着工100年を祝う式典が、令和3年5月8日、台南市の八田與一記念公園で行われました。
 日本で八田與一を知っている人は少数でしょうが、台湾では学校で教えているため、炊いての人が知っているとのことです。

 関連イベントも含め、蔡英文総統、頼清徳副総統、蘇貞昌行政院長(首相)が出席しました。

 外国が関わる歴史イベントで、台湾政治トップ3人の参列は極めて異例とのことです。

 令和3年4月16日の日米首脳会談や、令和3年5月月5日に閉幕した先進7カ国(G7)外相会議で、菅義偉首相、茂木敏充外相が相次ぎ「台湾海峡の平和と安定」を重視する姿勢を明確にしました。
 台湾も対日関係を強化する意思を改めてアピールした形です。

 蔡総統は「100年前に烏山頭ダムを作った八田與一の先見の明、勇気と実行力を学び、台湾と日本は新型コロナウイルス対策や気候変動問題などで協力関係を緊密にし、100年後の子孫に良い環境を残せるよう努力したい」と述べました。

 安倍晋三前首相もビデオメッセージを寄せて、「真の友人だけがつくる深い交わりをこの先もずっと、世代を継いで大事にしていきましょう」と強調しました。

 「KANO 1931海の向こうの甲子園」という映画に出てきます。


 八田與一が造った台南県の烏山頭のダムにより、いままで汲みに行っていた農業用水が流れるようになったというところで終わります。
 今でも、八田與一は台湾の英雄です。


 日本人が造ったダムは結構長持ちします。

 北朝鮮に「水豊ダム」があります。

 戦後、社会主義の同盟国からの援助頼みで、さしたる経済政策も行っていなかった北朝鮮が、経済競争力を維持できたのは、農業中心だった南と比べ、北には水豊ダムを始め複数の発電施設や重化学工場などが多く残された要因が大きいといわれています。
 今でも現役です。

 北朝鮮は「水豊ダム」を国章や紙幣のデザインにしています。

 韓国にも「華川ダム」があります。
 こちらも現役で稼働中です。

TOPへ戻る