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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

さざ波

 高橋洋一内閣官房参与が、Twitterで、日本を含むG7各国とインドの新規感染者数のグラフを引用して「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」とツイートしました。

 「さざ波」は、元厚労省医系技官で医師の木村盛世氏の言葉です。

 テレビ朝日の土曜日朝に「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」という番組があります。

 タレントの東野幸治が司会し、高橋参与はレギュラー、木村医師は準レギュラーです。

 日本の新型コロナウィルスについては、第1波、第2波、第3波、第4波という表現がなされていますが、日本とともにG7を構成するアメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、カナダの新規感染者数をみれば、Twitterに引用された新規感染者数のグラフをみれば、まさに「さざ波」です。

 日本のテレビしか見ていない人にはわからないでしょうが、アメリカのCNN、イギリスのBBC、ドイツのZDFなどをみなれている人にとっては、わかりきったことです。

 オリンピックに関するツイートなので、IOCの判断に影響力を持つ主要先進国と比較をするのは当然のことです。

 IOCを牛耳っているのは欧州先進国、オリンピック開催に影響力に圧倒的なテレビ放映権を独占しているNBCがあるアメリカと比較するのは当然です。
 IOCやアメリカNBCは、日本の感染状況を見て「対策すればいける」とオリンピック開催を求めています。日本が、中止する理由はありません。
 オリンピックが開催されれば、地元日本は、当然優位で、メダルラッシュが期待されます。

 なお、新型コロナウィルス対策が優秀とされる台湾や香港、日本と同等とされる韓国との比較すべきとの意見もありますが、台湾や韓国は準戦時下にあり、私権制限はしほうだい、香港に自由はありません。私権制限の出来ない日本と比較するのは無理です。
 また、台湾、香港、韓国は、IOCの判断への影響力はほぼ「0」ですから、比較する意味がありません。

 高橋参与のTwitterを攻撃する人がいるようですが、見当外れですね。
 高橋参与は、何事もなかったようにテレビに出演していますし、自分のyoutubeでの発言を続けています。
 結論はついたようですね。

 今回知ったのですが「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」は全国放送ではなく、関西と東海にしか放送されていないのですね。
 他の地方に住んでいる人は気の毒です。「本当のところ」「正論」を聞くことが出来ません。
 そういえば、読売テレビの「そこまで言って委員会」は関東では放送されていないようです。

 話は変わって、新型コロナウィルスについては、過度な制限を続けていると、景気悪化による経済的理由による自殺者が増えます。

 政策は、本来「新型コロナウィルスによる死者数」+「景気悪化による経済的理由による自殺者数」の合計を少なくするようになされるべきでしょう。

 なお、新型コロナウィルスによる死者数の平均年齢が80歳であることを考えると、平均余命は多くありません。
 自殺を選択する壮年青年少年の平均余命は、新型コロナウィルスによる死者の平均余命よりずっと多いでしょう。

 「新型コロナウィルスによる死者の平均余命の合計」+「景気悪化による経済的理由による自殺者の平均余命の合計」を極小にするような政策をとってもいいかもしれませんが、日本は、人口数と投票率から高齢者の政治的影響力が大きいですから、そのような政策はとれません。

 私も、個人的に、新型コロナウィルスが売上に関係のない弁護士という仕事をしていますし、年齢からしても、経済活動にブレーキをかける結果となる、緊急事態宣言が長く発出される方が有利です。
 ただ、貧しい若い人は気の毒という気がします。

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