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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

金融機関が定年退職者を「おいしいお客様」と呼ぶ訳



 サラリーマンが定年退職の時、今までみたこともないような、まとまった退職金が入ります。

 「退職者」というのは金融機関にとっては最も「おいしい」顧客です。
 何せ、まとまったお金を持っています。でも投資をしたことがない人は知識を持っていません。ところが儲けたいという欲だけはあります。

 そんな人が、受け取ったたばかりの退職金を持って金融機関の窓口に出かけるというのは、あまりにも危険な行為です。
 鴨がネギをしょって、いくようなものです。

 手っ取り早く、また、親切に声をかけてくれる信頼のおける銀行員に相談して儲かるものを教えてもらおうとします。
 でもそんな都合のいいものはありません。
 楽をして儲けることなどできません。
 ですから、退職金で投資デビューすることだけは絶対にやめた方が良いでしょう。

 では、それまで投資した経験のない人が投資を始めるにはどうすればいいのでしょうか。

 まず、しっかりと勉強することです。
 そして、少額から実際に投資を体験することです。

 例えば、自分が購入した株が上がってくるとうれしくなってもっと資金を投入したくなります。
 逆に株が下がると見るのも嫌になり、投資をやめてしまうか、売るという行動を取りがちです。
 投資家のパターンと反対です。

 少額から始めて、自分の思うとおり、やって失敗をすればいいのです。
 そんな時、大きな痛手にならないような金額でやっていれば失敗してもダメージは少なくて済みます。

 退職金やそれまで蓄えてきた貯金を一度にまとめて投資をするというのは投資初心者が取るべき態度ではありません。

 投資は甘くありません。

 なお、株式を始めたいという時は、まず、ETF(Exchange Traded Funds)」のうち、日経株価指数や東証株価指数(TOPIX )に連動する投資信託を、少額購入することをお勧めします。
 手数料も格安です。
 しばらくしたら、株価のことがわかるようになります。
 
 なお、他の投資信託は、お勧めしません。
 手数料が高すぎて、利益を食われてマイナスになることも多いです。


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