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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

韓国「2回目用のワクチンを繰り上げて使ったせい」アストラゼネカ社のワクチン不足で、76万人にちゃんぽん接種



 韓国内で、新型コロナウイルス感染症の「ちゃんぽん接種」が実施されます。

 令和3年4月にアストラゼネカ社で1回目の接種を受けた医療関係者や警察官ら(警察官、訪問介護従事者、病院、薬局従事者、慢性腎臓疾患者)76万人が対象で、患者らは2回目の接種を受ける令和3年7月にファイザー社のワクチンの接種を受けます。

 新型コロナウイルス感染症は、同一ワクチンを接種するのが原則だが、当局はこれらのアストラゼネカ社のワクチンの物量が足りないため、このような決定を下しました。

 免疫効果が高く、安全性にも大きな問題はないというのが韓国政府の立場です。

 こんな国は、他にありません。
 治験のため、試験的に実施している国はあります。

 本来は、令和3年7月に、既に1回目の接種を受けた医療関係者や警察官ら76万人のアストラゼネカ社のワクチン接種を受けた人用に、76万回のアストラゼネカ社のワクチンを残しておくというのが正しいです。

 韓国政府は、1次接種者の数を増やそうとして、医療関係者や警察官らの76万回のアストラゼネカ社のワクチンを、関係ない人の1次接種者に流用しました。
 その結果、医療関係者や警察官らの76万人にファイザー社のワクチンの接種を受けます。

 ただし、ちゃんぽん接種対象者の中でアストラゼネカ社のワクチンを希望する人に対しては、1~2週間遅れてもアストラゼネカ社のワクチンが受給され次第、これを受けさせる方針です。
 まあ、慢性腎臓疾患者にはアストラゼネカ社のワクチンを接種させるでしょう。

 韓国では、接種から約3ヵ月間で1次接種者が1400万人を超えるなど、上半期の目標を早期に超過達成したものの、2次接種に使用するワクチンの物量を残さず、ほとんど1次接種に繰り上げて使ったため、2次接種に支障が生じたということですね。

 いかにも韓国らしい、ほのぼのとした、お話です。
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