本文へ移動

2021年2022年バックナンバー

雑記帳

中国製ワクチンは「水ワクチン」?

 シンガポール政府は、新型コロナワクチン接種者に対し、集会に参加する時の検査を免除しているのですが、中国製ワクチン「シノバック製ワクチン」を接種した場合は例外的に新型コロナ検査を再度受けさせることにしました。

 シンガポール保健省は令和3年7月1日、「(シノバックが変異型ウイルスの)デルタ株(インド株)感染を防ぐという証拠は十分でない」と理由を明らかにしました。

 全世界的に中国製ワクチンの免疫力に対する疑問が相次いで取りざたされています。

 令和3年1月からワクチンを接種しているインドネシアでは、最近、新型コロナ感染者が急増しています。
 インドネシアで接種されているワクチンの90%がシノバック製です。
 令和3年6月の1日の新規感染者数は2万4836人で、昨年5月(4000人台)に比べ約5倍の増加となりました。

 首都ジャカルタとジャワ島は新型コロナ感染者で医療崩壊寸前だと米CNNは報じています。

 しかも、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によりますと、優先接種対象者としてシノバックの接種を2回受けた医療従事者26人のうち、先月だけでも10人が新型コロナで死亡たということです。

 同様に、接種のほとんどがシノバック製ワクチンであるチリやアラブ首長国連邦(UAE)では、接種率が高いのにもかかわらず、新型コロナ感染者が減らないという現象が起きています。
 令和2年12月からワクチン接種を開始したチリの接種完了率は55.5%ですが、新規感染者数は毎日3000人に達します。
 100人当たりの接種回数が152.1回で世界第2位のUAEでも、感染者数は2000人台です。
 このため、UAEは1日、インドなど新型コロナの感染が拡大している14カ国について、自国民の渡航を禁止しました。

 もう一つの中国製ワクチンである「シノファーム」製ワクチンの効果にも疑惑が取りざたされています。
 シノファームを主に接種しているモンゴル、セーシェル、バーレーンなどで最近、新型コロナが拡散しています。
 人口335万人のモンゴルでは、全人口の58.7%が1回以上、52.1%が2回接種を終えましたが、令和3年6月の1日の感染者数は4861人に達しました。
 イスラエルのよりも接種率が高いセーシェルでも、新型コロナ感染急増によりこのほどロックダウンを強化しました。

 やはり「made in China」ですね。

 ちなみに、韓国政府は令和3年7月1日から海外でワクチン接種を終えた韓国人・外国人に対して2週間の隔離措置を免除することにしました。

 免除対象のワクチンはファイザー、ヤンセン(ジョンソン・エンド・ジョンソン)、モデルナ、アストラゼネカだけでなく、中国製ワクチンのシノファーム、シノバックも含まれています。

 中国製ワクチンを免除対象に入れるのは韓国が初めてです。
 勇気がありますね。


TOPへ戻る