本文へ移動

2021年2022年バックナンバー

雑記帳

高齢者、ワクチン2回接種で感染15分の1

 厚生労働省は、新型コロナウイルスワクチンを2回接種した65歳以上の高齢者は、未接種の高齢者に比べ、人口当たりの新規感染者数が15分の1にとどまると発表しました。

 厚生労働省が、感染者のデータを一元管理する情報システム「HER―SYS(ハーシス)」の登録データをもとに令和3年7月今月5~15日の11日間に感染が判明した人について、ワクチンの接種回数ごとの感染者数を分析しました。
 65歳以上では、10万人当たりの感染者数は未接種が13.5人、1回接種が3.7人、2回接種が0.9人でした。
 2回接種後に感染した人の割合は、未接種で感染した人の15分の1ということになります。

 日本で接種されているワクチンは、ファイザーとモデルナのみで、いずれも、全年齢を通じて感染を95%減らせるという治験結果が出ていました。新規感染者数が20分の1になるという報告でした。

 20分の1(95%減)なのか、15分の1(93.3%減)なのかは、誤差の範囲なのか、あるいは、全年齢は95%減であるが、65歳以上になれば、さすがに93.3%減にとどまるのか微妙なところです。

 高齢者のワクチン接種率は82%(2回完了。1回のみの接種者も、すぐに追いつくでしょう)ですから、高齢者のうち、接種者82%は5.5%の発症しかしません。
 未接種者18%は減っていくでしょう。2回接種で15分の1の発症率になります。

 ウィルスの変異にもよるでしょうが、医療崩壊は、ほぼなくなったと考えていいでしょう。

 なお、これに関連し、田村厚生労働大臣は、令和3年7月20日、アメリカモデルナ製ワクチンについて、同社、武田薬品工業と契約を結び、計5000万回分の追加供給を令和4年初頭にも受けることが決まったと発表しました。


TOPへ戻る