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　和歌山県はミカンの生産量はずっと１位です。

　ただ、ミカンだけではなく、柑橘類合計ということになりますと、愛媛県が４４年間１位を保っていました。平成３０年に逆転です。

　伊予柑やポンカンなどの柑橘類が多いですから。
　和歌山県もハッサクなどの柑橘類もありますが、柑橘類の種類は愛媛県には及びません。

　なお、愛媛県が平成３０年に柑橘収穫量が２位になったのは、西日本豪雨で愛媛県内の産地の一つ、宇和島市吉田町地区の園地が被害を受け、温州ミカンの収穫量が減少したのが主な要因だそうです。

　つまり、団子レースということになります。

　農業というと畑や田んぼを連想する人が多いかもしれませんが、和歌山県では飛びぬけて果樹農家が多く存在しています。

　和歌山県の農業産出額を見てみると、約６割が果物。野菜は１６％程度、米は９％にすぎません。
　山が多く平地が少ない和歌山県では平坦な農地面積を十分に確保できないこともあり、果樹農家が増えています。

　和歌山県は、果物の中でも、みかん、柿、梅、はっさくの生産量は全国１位です。
　梅は有名ですね。