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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

令和元年の観艦式韓国不参加を正式発表、政府が招待せず

 令和元年10月24日に相模湾で実施された自衛隊観艦式に韓国海軍は、防衛省・自衛隊は日韓関係悪化を受け、韓国を招待せず不参加でした。

 自衛隊観艦式は3~4年に1度開催し、前回の平成27年は韓国も参加しました。
 令和元年10月24日の観艦式には、米国、英国、インド、カナダ、オーストラリア、シンガポール、中国の計7カ国の艦艇や航空機が参加しました。

 平成30年10月の韓国での国際観艦式では、韓国から自衛艦旗の旭日旗の掲揚自粛を求められたため、海自が参加を見送りました。
 一方、海自は平成31年4月の中国での国際観艦式に護衛艦を派遣し、今回、その返礼として中国海軍は初参加を決めました。

 韓国は、子供っぽいというか、幼稚ですね。



平成30年の韓国の観艦式

 平成30年10月10日に韓国済州島で、観艦式がありました。
 韓国海軍創設70周年記念だそうです。

 平成10年には海軍創設50周年、平成20年には海軍創設60周年の観艦式がありました。

 韓国は、日本の旭日旗に入港してもらいたくないということで、参加国すべてに、当初、国旗と韓国旗(太極旗)のみを掲揚するよう、追加で、海軍旗は掲揚しないようにと要請したと発表されています。

 日本には、国旗と韓国旗を掲揚するようにとの連絡はあり、自衛隊機を掲揚しないようにと追加連絡がありました。

 韓国は、他の国にも、当初、国旗と韓国旗を掲揚するようにとの連絡をして、海軍旗を掲揚しないようにと追加連絡したと発表していますが、本当に他の国に、海軍旗を掲揚しないように要請したのかまではわかりません。

 当然わかっているでしょうが、どの国も発表していません。

 日本は、旭日旗(海上自衛隊旗)を掲揚しないまま航行はできないということで不参加の通知をしました。

 中国は、前日に不参加の通知をしました。
 マレーシアは、当時不参加の通知をしました。
 フィリピンは、艦船不到着で出席できませんでした。

 参加国の旗は、以下のとおりです。

オーストラリア 国旗と韓国旗 海軍旗
ブルネイ    国旗と韓国旗 海軍旗
カナダ     国旗と韓国旗 海軍旗
インド     国旗と韓国旗 海軍旗
ロシア     国旗と韓国旗 海軍旗
シンガポール  国旗と韓国旗 海軍旗
        (韓国旗は半旗)
タイ      国旗と韓国旗 海軍旗
        (韓国国旗はハーフサイズ)
アメリカ    国旗と韓国旗(アメリカは国旗と海軍旗が同じです)
ベトナム    国旗と韓国旗 海軍旗

 何のことはない、どの国も、海軍旗を掲揚しなかった国はないということになります。

 本当に他の国に、海軍旗を掲揚しないように要請したのかまではわからないということですね。

 日本は、当初の国旗と韓国旗は了承しましたが、追加でなされた自衛隊旗を掲揚しないという条件はのめないので、不参加(ボイコット)しました。

 中国とマレーシアの不参加の理由はわかりません。
 中国は、アメリカ艦といっしょにパレードしたくないという理由かも知れません。

 なお、アメリカの航空母艦ロナル・ドレーガンは、海軍基地外での反対派のデモのため、当日は入港できませんでした。

 韓国は、平成10年の海軍創設50周年の観艦式、平成20年の海軍創設60周年の観艦式には、日本の自衛隊旗(旭日旗)に何もいいませんでした。
 今回になって初めて反対しています。

 なお、韓国は、黄色地に漢字で「帥」と記載された、韓国艦艇に「抗日」を象徴する旗が掲揚したそうで、これを受けて、日本政府は「韓国は参加国に対し国旗のみの掲揚を要請しておきながら他の旗を掲揚するのは矛盾している」「『抗日』を象徴する旗の掲揚は不当である」と、在韓、在日両大使館を通じて韓国側に抗議しました。

 もっとも、旗は一般的な、旗艦を意味する旗で、150年前に李氏朝鮮がアメリカ軍に接収された旗にすぎなかったそうです。現在、アメリカが韓国に貸与している現物なのか、コピーなのかまではわかりません。

 スワップ、ハイレベルの経済交流、漁業交渉の見込みがなくなるなどから、韓国にどう考えても不利な行為なのですが、「中国は利害関係を考えて反日するが、韓国は感情的に反日する」(武藤正敏前駐韓大使)ということで、手が打てないというのが実情です。

 身の程知らずということになりますが、「泣く子と地頭には勝てない」あるいは「紳士は娼婦には勝てない」(某韓国人の言葉)ということですね。
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