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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

かかりつけ医

 人間も歳をとると「がた」がきます。

 65歳以上の高齢者接種の時は、高齢者はかかりつけのクリニックや病院を持っている人が多く、かかりつけ医なら患者の持病などを把握しているはずなので、副反応が起きても迅速に対応できると考えて、かかりつけ医によるワクチン接種が実施されました。

 65歳以上のコロナワクチンの個別接種では、かかりつけ医を巡る目立った混乱は起きませんでした。
 財布の中に、いろいろな病院やクリニックの診察券が多く入っている人がいますね。

 しかし、60歳以下の予約受け付けが始まると、「初診の患者には接種できないと断られた」「どこに申し込めばいいのか分からない」といった問合わせが寄せられているそうです。

 若い世代は基礎疾患などがまだなく、かかりつけ医を持たない人が多いためとみられます。

 日本医師会総合政策研究機構(日医総研)が、全国の成人約1200人を対象に、令和2年7月に実施した意識調査では、「かかりつけ医がいる」と答えたのは70歳以上は8割を超えたのに対し、20歳代は21%、30歳代は34%と低かったようです。

 診察券は持っているけれど、年に1回や2回、場合によっては2年や3年に1回しか通院していない場合は、「かかりつけ医だと思っていたのに接種予約を断られた」というケースがあるそうです。

 既に職域接種によってワクチン接種を受けている人もいるでしょう。

 かかりりつけ医による接種が受けられない人は、自衛隊による接種とか、大規模接種会場とかでワクチン接種を受けることができるでしょうが、ある意味、都市部に行かなくてはなりません。

 地方公共団体によっては、管内の医療機関に再確認し、初診でもワクチン接種が可能な医療機関の一覧を作成して、地方公共団体の公式ホームページでも閲覧できるようにしているようです。

 若い人たちが接種を申し込みやすい環境を整えるためだそうです。

 地方公共団体の広報誌にも記載するのでしょうが、年齢からすると、圧倒的に、地方公共団体の公式ホームページになるでしょうね。
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