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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

韓国防波堤論

 かつて、日本は韓国を、北朝鮮の脅威を防ぐ「防波堤」と考えていました。

 しかし、最近はこの論理はあまりみません。

 令和2年末、日本ではリチャード・ローレス元米国防副次官の主張が話題になりました。

 ローレス副次官は朝鮮半島の未来について3つのシナリオを提示しました。
1 核保有国として振る舞う北朝鮮に韓国が政治的に従属する。
2 韓国が韓米同盟から離れて独自の核武装を追求する。
3 北が緩い連邦制の形態に進む。
 いずれにしても日本は朝鮮半島から核の脅威を受けることになり、中距離核戦争力(INF)が必要というのが彼の結論でした。
 韓国という防波堤がなくなり、防衛線が対馬列島になるため、独自の抑止能力を備えるべきということになります。

 核問題を抜きにしても、韓国は、米韓軍事演習をしぶるようになりましたし、軍事演習を実施しない国が、有事の際に円滑な軍事作戦をとるのは困難です。

 最近の日本では韓国を防波堤と見る雰囲気は消えています。

 当てにならない韓国は当てにしないということですね。

 アメリカ・オーストラリア・インドとの4カ国協議体クアッド(QUAD)で脅威に対応するということです。

 現在の韓国政府を見る限り、日本は、防衛線が対馬列島を防衛線にする日が来ることを考えなければなりません。

 また、韓国に対する譲歩は無用です。


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