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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

ワクチン接種数と数字から受ける印象

 令和3年9月14日時点でのワクチン接種率は、以下のとおりです。

全体 147,586,692回
内1回接種者 81,550,858人 64.4%
内2回接種者 66,035,834人 52.1%

高齢者63,661,475回
内1回接種者 32,120,333人 89.8%
内2回接種者 31,541,142人 88.2%

 少なくとも1回接種した人が52.1%と半数を超えました。

 日本の総人口は、約1億2500万人(令和3年8月1日推計)です。
 65歳以上の高齢者は、約3600万人(令和2年9月15日推計)です。
 12歳から64歳は約7700万人です。
 12歳未満の年少者は約1200万人(令和2年4月1日推計)です。

 また、2回接種者52%といっても、ワクチン接種対象者でない12歳未満の年少者は約1200万人を含んだ数字ということになります。

 これは、国際比較をする以上仕方がないですね。
 国際比較ですから、何歳からワクチン接種を可能にするかは国によって違うでしょうし、人口構成も違うでしょうから、ワクチン接種対象者を控除した数を分母として計算するわけにはいきません。

 ただ、日本をみると、ワクチン接種の対象者でない12歳未満の年少者が全人口の10%いるわけですから、2回接種者は、理論上90%を超えるはずはありません。

 ですから、2回接種者が52%を超えたとみるのか、接種可能の人のうち、未だに2回接種をしていない人が38%を切ったとみるのかで大きく違います。

 また、日本人の場合、ワクチンを1回接種で止める人はごく希ですから(65歳以上の高齢者をみればわかります)、1回接種者が64%を超えたから、程なく2回接種者が64%を超えるとみるのか、接種可能の人のうち、ワクチンを2回打たない人は26%を切ることになったとみるのかで、印象は相当変わります。

 ワクチン接種で遅れていたといわれた日本ですが、とっくの昔にアメリカは追い越しました。

 2回接種者は、先行して接種しているドイツ61.63%、フランス 63.08%、イタリア 64.15%、イギリス64.58%で、そろそろ頭打ち傾向ですから、3週間から4週間で、追い越しそうですね。
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