2021年2022年バックナンバー
雑記帳
ドイツの総選挙
令和3年9月26日に独連邦議会選挙(総選挙)が実施されます。
CDU/CSUのメルケル連邦首相は総選挙には出馬せず政界を引退します。
16年首相をつとめました。
ちなみに、ドイツ再統一をなしとげたヘルムート・コール首相も16年連邦首相をつとめています。
選挙結果の予想ですが、中道左派のドイツ社会民主党(SPD)が支持率でリードし、中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)が追う展開となっています。
令和3年9月12日のテレビ討論会も社民党の首相候補、ショルツ財務相が勝利したとの調査結果が出ています。
現在のメルケル政権はCDU/CSUとSPDによる大連立政権です。
小選挙区比例代表という名称は日本と同じですが、かなり選挙制度は異なり、完全な比例代表制度に近くなります。5%以上の投票数がなければ議席は0です。
ドイツの連邦会で、5%以上の投票数を得て、議席を得そうな党は、右から順番に以下のとおりです
ドイツのための選択肢(AfD)、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)、自由民主党(FDP)、緑の党(Grünen)、SPD、左派党(Linke)です。
必ず連立政権になる見込みです。
また、新連邦首相は、連邦議会の過半数の支持を得られなければ連邦首相に選出されません。
AfDは、どの政党とも連立を組みません(組んでもらえません)から、AfDの議席は計算せずに過半数に届かなければなりません。
また、2党で過半数の議席は得られる見込みはなく(現在のメルケル政権はCDU/CSUとSPDで、過半数を維持していますが、次回選挙で過半数を割る見込みです)、3党以上の連立になる見込みです。
現在、SPD、CDU/CSU、Grünenの順で投票数有利ですが、実質、現在大連立を組んでいるSPD、CDU/CSUのどちらかが第一党になる見込みです。差は余りありません。
有力な選択肢は、SPDを中心に、緑の党、FDPや旧共産党の流れをくむ左派党を加えた連立です。
CDU/CSUを中心に、緑の党、FDPが参加する連立もあり得ます。
連邦首相は、SPDのショルツ財務大臣か、CDUのラシェットノルトライン・ウェストファーレン州首相のいずれかになります。
緑の党やFDPが、SPD陣営か、CDU/CSU陣営か、どちらの陣営になびくかは読めません。
結果次第ですが、連立交渉が長引くかも知れません。
総選挙後にドイツ政治の混迷が深まれば、気候変動や欧州の統合強化などの課題を抱える欧州政治も足踏みを迫られます。
CDU/CSUのメルケル連邦首相は総選挙には出馬せず政界を引退します。
16年首相をつとめました。
ちなみに、ドイツ再統一をなしとげたヘルムート・コール首相も16年連邦首相をつとめています。
選挙結果の予想ですが、中道左派のドイツ社会民主党(SPD)が支持率でリードし、中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)が追う展開となっています。
令和3年9月12日のテレビ討論会も社民党の首相候補、ショルツ財務相が勝利したとの調査結果が出ています。
現在のメルケル政権はCDU/CSUとSPDによる大連立政権です。
小選挙区比例代表という名称は日本と同じですが、かなり選挙制度は異なり、完全な比例代表制度に近くなります。5%以上の投票数がなければ議席は0です。
ドイツの連邦会で、5%以上の投票数を得て、議席を得そうな党は、右から順番に以下のとおりです
ドイツのための選択肢(AfD)、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)、自由民主党(FDP)、緑の党(Grünen)、SPD、左派党(Linke)です。
必ず連立政権になる見込みです。
また、新連邦首相は、連邦議会の過半数の支持を得られなければ連邦首相に選出されません。
AfDは、どの政党とも連立を組みません(組んでもらえません)から、AfDの議席は計算せずに過半数に届かなければなりません。
また、2党で過半数の議席は得られる見込みはなく(現在のメルケル政権はCDU/CSUとSPDで、過半数を維持していますが、次回選挙で過半数を割る見込みです)、3党以上の連立になる見込みです。
現在、SPD、CDU/CSU、Grünenの順で投票数有利ですが、実質、現在大連立を組んでいるSPD、CDU/CSUのどちらかが第一党になる見込みです。差は余りありません。
有力な選択肢は、SPDを中心に、緑の党、FDPや旧共産党の流れをくむ左派党を加えた連立です。
CDU/CSUを中心に、緑の党、FDPが参加する連立もあり得ます。
連邦首相は、SPDのショルツ財務大臣か、CDUのラシェットノルトライン・ウェストファーレン州首相のいずれかになります。
緑の党やFDPが、SPD陣営か、CDU/CSU陣営か、どちらの陣営になびくかは読めません。
結果次第ですが、連立交渉が長引くかも知れません。
総選挙後にドイツ政治の混迷が深まれば、気候変動や欧州の統合強化などの課題を抱える欧州政治も足踏みを迫られます。