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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

左右盲

 いわゆる「左右盲」という言葉があります。
 右と左の区別が、「とっさ」には、つかない人のことです。

 色盲などといった既存の言葉から造られたただの俗語で、このような病名や学術用語が実際にあるわけではありません。

 ごく一般には、「右」「みぎ」「左」「ひだり」と言葉または文字で指し示されたとき、または、「右とはどちらか?」というような判断を求められたときに、それに呼応する方向を確定するまでの脳内処理に若干の時間がかかるということになります。

 実際の判断にかかる時間は1秒未満から数秒までさまざまです。

 いわゆる「方向音痴」ではありません。
 方向自体がわからないのではなく、「右」「左」という言葉と実際の方向を結びつけるのに時間がかかるということです。

 いわゆる「左右盲」の人が自動車を運転している場合、助手席から「その角を右!」などといってはいけません。
 事故を起こす可能性があります。

 ちなみに、どうして「左右盲」の症状が出るのか?ということに関しては、いまだ調査や研究がされておらず、謎のままとなっているようです。


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