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2023年バックナンバー

雑記帳

レストランのメニュー

 皆さんが、なじみのレストラン(食堂など含む)に入ったとします。
 目新しいメニューがあったとき、そのメニューを注文してみますか。それとも、いままで注文したメニューなら「間違いがないから」今までのメニューを注文しますか。
 好き嫌いが全くないというなら、新しいメニューを注文してみて、そちらに乗換えるというのが合理的です。

 一般には「間違いがないから」今までのメニューを注文を注文するのが多数派だそうです。私も同様です。
 もっとも、リスクを冒しておけば、「もっとよい」得られるものにかかわらず、リスク回避のため、従前と同じ注文をするいうのも芸がありません。

 なお、ある「事象」の発生する確率を試すことが不可能な場合(一生に一度の家を建てる。一生に一度の弁護士を選ぶ)、確率的選択にはバイアスがかかることがあります(たとえば、有名ハウスメーカーに建築を依頼する。大規模事務所所属の弁護士、あるいは、有名大学出身の弁護士に依頼する)ことがあるのは当然ですし、確率が生じる仕組みや要素がわからない場合、他人の真似をしたり、自分や自社の経験を活かすことは合理的であることは合理的です。
 しかし、レストランの料理ぐらいは、失敗しても知れていますから、バイアスのかかる程度は低いと思います。

 と、話は難しくなりましたが、日本ほど、食のタブーがない国はないそうです。
 日本人は、中国や韓国と違って、犬の肉は食べませんが、よほどのげてものでない限り、食べられないものはなく、鯨を含め、何でも食べます。
 味が悪いとか、失敗したら、次回から、注文しなければいいだけです。
 ちなみに、私は「新メニュー」に飛びつきません。
 「新メニュー」がある程度続いていたら、評判が悪くなということですから、「新メニュー」を注文することにしています。

 皆さんは、誰かが注文すれば「僕も私も」と同じ注文をしていませんか。
 時間的に考えると、同一時間に出ますし、誰かが取り残されることはありません。
 その意味で合理的です。
 もっとも、弁護士の場合は、他の人と、同じ注文しない傾向にあるようです。
 他の人と同じというのが「本能的に」いやな人が多いです。もともと組織に属するのが嫌いな一匹狼的な性格の人が多いですし、わがままですし、「あまのじゃく」的な人が多いです。
 店の人も、注文が「ばらばら」で、店は「いったい、何の団体」と思うこともあるようです。
 私も「あまのじゃく」で、他の弁護士さんと違うものを注文したがるタイプです。
 なお、弁護士は、一般に早食いで(昼も、サンドイッチですます人も多いです)、大阪人に限らず、注文した料理か遅いと催促する人が多いです。
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