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2023年バックナンバー

雑記帳

アメリカ 中国侵攻に備え台湾駐留兵力を4倍以上に拡大

 令和5年2月23日、ウォール・ストリート・ジャーナルは、台湾と中国の間の軍事的緊張が高まり、アメリカが台湾に派兵する兵力を現在の4倍以上に大幅に増やすことにしたと報じました。

 ウォール・ストリート・ジャーナルは、アメリカ官僚の言葉を引用して今後数カ月内に100~200人を追加で台湾に配置する計画だと伝えました。
 現在台湾に駐留しているアメリカ兵力は約30人だ。この計画が実行されれば駐留規模は4倍以上に増えることになる。
 わずかですね。

 アメリカ情報当局は、中国政府が令和9年までに台湾を攻撃する準備を終わらせるだろうと展望しています。
 これに対してアメリカはパートナーである台湾が中国の軍事力増強に対応することができるように数十年ぶりに台湾に最大規模の兵力を配置することにしました。

 追加兵力は台湾軍に米軍武器体系を訓練し、中国の潜在的な攻撃から自分の身を守ることができるように訓練プログラムを強化する予定です。
 国防総省のマーティ・マイナーズ報道官は「特定の作戦と訓練については言及できないが、台湾に対するアメリカの支援と国防関係は現在中国の脅威に対抗している」としながら「台湾に対する我々の約束は確かなもので、台湾海峡と地域内の平和と安定を維持するために寄与している」と強調しました。

 アメリカは昭和54年に、中国と修交して台湾から約3万人の兵力を撤収させました。
 中国を唯一の合法政府と認定する「一つの中国」原則に合意しながらです。
 ただし、台湾にある大使館格であるアメリカ台湾協会(AIT)警備のためという名目で海兵隊など少数の兵力を配置していました。
 さらに、台湾関係法を制定して台湾に武器と軍事支援ができるようにしました。

 アメリカ軍の台湾内軍事活動は公然の秘密でしたが、令和3年、蔡英文総統がCNNとのインタビューで、米中修交以降、初めて米軍の台湾駐留事実を公式に認めました。
 令和4年8月にはナンシー・ペロシ元アメリカ下院議長が台湾を訪問したことを契機に中国が大々的に台湾封鎖軍事訓練を実施し、台湾海峡を巡って軍事的緊張が高まっていました。

 全然足りませんね。
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