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2023年バックナンバー

雑記帳

東日本大震災

 平成23年3月11日に東日本大震災が起きました。
 令和5年3月11日で12年経過しました。
 死者のご冥福をお祈りいたします。
 また、行方不明者が、1人でも多く他のところで生存していることを祈念いたします。

 少し前、岩手県に旅行に行ってきました。
 もともと、花巻温泉の温泉宿に宿泊するだけの予定だったのですが、せっかくですから、宮古と釜石行くことにしました。
 レンタカーを借りるわけではなく、列車のみの旅行で、花巻駅から釜石駅までJR線、釜石から宮古まで三陸鉄道で移動しました。

 三陸鉄道の車窓からは、巨大な防潮堤が連なっているのしか見えません。
 報道番組で見たことはあったのですが、現実の防潮堤をみると「すごい」としか言いようがありません。高いですし、釜石から宮古までだけでも、長さが半端ではありません。
 防潮堤の内側には建物はまばらでした。
 防潮堤の高さは12.5メートルの高さで、総延長約395キロに及ぶ壁の建造費は、約1.35兆円の費用が投じられています。

 ちなみに、仙台市と近隣の市町村を含めると、令和4年1月時点の人口と、震災前の平成22年の人口を比較すると、5万5000人増加し(5.4%増)、106万5000人になったそうです。
 津波の被害が大きかった沿岸の町を離れ、利便性の高い仙台市とその周辺に引っ越した人が多いようです。
 同じ宮城県でも、石巻市などは、同時期2割人口が減少したそうです。

 海とともに代々みんな生きてきたのに、この防潮堤ができることによって、その海と決別するような生活をこれからしていくことを嘆く人も少なくないようです。
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