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2023年バックナンバー

雑記帳

少子高齢化の対策が有効になるのはいつ

 少子化に歯止めが掛かりません。令和3年に生まれた赤ちゃんの数は、過去最少の81万1604人でした。
 1人の女性が生涯に産む子どもの数(=合計特殊出生率)は徐々に減少し、令和4年の出生率は0.13になりました。
 1年間の出生数は、79万9728人で、統計開始以来、初の80万人割れとなりました。

 少子化の原因の一つが、晩産化です。

 昭和55年は、第1子出産時の母の平均年齢が26.4歳で、第2子28.7歳、第3子30.6歳でした。
 つまり令和3年の第1子出産年齢は、約40年前の第3子出産年齢よりも高く、そこから2人目、3人目を考える選択肢がせばめられることになります。

 平均初婚年齢は、昭和55年の女性25.2歳、男性27.8歳から、令和3年は女性29.5歳(4.3歳上昇)、男性31.0歳(3.2歳上昇)となり晩婚化が進行しています。

 1980年時点で30際から34歳女性の未婚率は9.1%で、9割方の女性は20代のうちに結婚していたことになります。
 その後、未婚率はじわじわと上昇。2020年には30歳から34歳の女性の未婚率が38.5%となり、20代で結婚しないことは珍しいことではなくなりました。

 政府は、少子化を防ぐために、あらゆる手段をとるとしています。
 もっとも、今年から効果が出たとしても、今年生まれた子が、実質的な生産年齢人口22歳になるまで、令和27年になります。
 私は生きている自信がありません。
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