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2023年バックナンバー

雑記帳

海自の全イージス艦に巡航ミサイル「トマホーク」を搭載 令和9年度まで

 政府は、アメリカ製巡航ミサイル「トマホーク」の導入に向け、海上自衛隊のイージス艦8隻すべてを令和9年度までに改修し、搭載可能にする方針を固めました。

 日本を取り巻く安全保障環境が悪化するなか、他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)を保有するためです。
 相手の攻撃を躊躇させる反撃能力を保有・強化するため、長射程ミサイルの配備先を増やす狙いがあります。

 現在、400発の購入方針が示されているトマホークは最新型の「ブロック5」で、政府は23年度予算案に取得費2113億円を計上しています。

 イージス艦は現在、横須賀基地と、舞鶴基地に2隻ずつ、佐世保基地に4隻が配備されています。
 トマホークを発射可能にするには、各艦の「垂直ミサイル発射システム(VLS)」関連の改修が必要で、政府は、令和6年度予算から費用を計上する方針です
 政府は令和14年度までにイージス艦を2隻増やすほか、令和10年度までには「イージス・システム搭載艦」も2隻就役させる予定です。

 政府は将来的に、潜水艦へのトマホーク搭載も検討しています。
 現在保有する潜水艦の改修にはハードルが高そうですが、水中から隠密裏に敵の沿岸地域に近づけるステルス性を考えれば、潜水艦へのトマホーク搭載はさらに有効です。
 いつになるかは分かりませんが・・・
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