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2023年バックナンバー

雑記帳

「台湾に武器をなぜ売るのか」中国がアメリカ防衛企業役員6人に制裁

 中国政府が台湾に武器を販売しているという理由で米国の防衛企業ロッキード・マーチンとレイセオン・テクノロジーズの役員を制裁しました。
 あわせて「国家主権と安全保障を守るために」ロッキード・マーチンのジェームズ・タイクレット最高経営責任者(CEO)ら2社の役員6人を制裁名簿に載せたと明らかにしました。
 中国への入国と中国での事業・滞在などが禁止されます。
 中国企業にロッキード・マーチンやレイセオンから輸出入する活動を禁止すると付け加えました。

 台湾海峡を巡り、米国と中国の緊張が高まる中で出てきた発表です。

 中国商務部は、令和5年4月18日、ホームページにコメントを出して「これら企業は長く台湾に武器を販売して性質が非常に悪い」と批判しました。
 ロッキード・マーチンがレーダー・ヘリコプター・航空管制装備を、レイセオンがミサイルシステムなどをそれぞれ台湾に供給している点を非難しました。
 あわせて「国家主権と安全保障を守るために」ロッキード・マーチンのジェームズ・タイクレット最高経営責任者(CEO)ら2社の役員6人を制裁名簿に載せたと明らかにしました。
 彼らには中国への入国と中国での事業・滞在などが禁止されます。

 中国は令和元年と2年に続き、令和4年2月にも台湾武器販売を理由にロッキード・マーチンとレイセオンを制裁したことがります。
 令和4年9月には米防衛企業ボーイングも制裁しました。
 台湾に遠距離打撃が可能なハープーンミサイルを供給するというのがその理由でした。

 中国がアメリカに対し「台湾に武器をなぜ売るのか」と疑問を呈しているようですが、答えは簡単です。
 「中国が台湾を狙っていて、武力行使も辞さない構えを見せている」からですね。
  胸に手を当てて考えてみれば容易にわかることです。
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