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　政府が新型コロナウイルス対策の水際措置を、令和５年４月２９日午前０時をもって終了することを決定しました。
　令和５年４月２９日から大型連休が始まり、外国との往来が増えることに伴う空港の混雑を緩和することが狙いです。

　当初は新型コロナの感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ「５類」に移行する連休明けの令和５年５月８日に廃止する予定でしたが、前倒しして実施されました。

　現在は日本に帰国する邦人を含め、ワクチン３回分の接種証明書か、出国前７２時間以内の陰性証明書の提示が必要で、こうした手続きが不要になります。

　水際措置の終了後は、新たな感染症の流入を監視するため、発熱やせきなどの症状がある入国者を対象に任意でゲノム解析を行う仕組みを導入します。
　成田空港、羽田空港、中部空港、関西空港、福岡空港の５空港で実施します。

　政府は令和２年の新型コロナ感染拡大を受け、指定した国・地域からの入国を拒否したり、指定場所に一定期間隔離したりする措置を実施してきました。
　また、拒否対象地域の指定解除後も、入国時に各種証明の提示を求めるなどの対策を講じてきました。

　ワクチンを２回しか接種していない若い人にとって、３回目のワクチンを打たなくて済むようになりました。

　統一地方選挙も終わったことですし、政府も仕事をしていきましょうということでしょう。

　ただ、外国の各航空会社のチェックインカウンターは、日本の水際対策撤廃を知らず、ワクチン３回分の接種証明書か、出国前７２時間以内の陰性証明書が必要と記載されたマニュアルをみて、搭乗拒否をする可能性がありますから、３回目のワクチンを打っている人は、英文の接種証明書を持参するのが安全かと思います。