本文へ移動

2023年バックナンバー

雑記帳

ロシア、韓国のウクライナ軍事支援検討に反発 北朝鮮へ武器供与示唆

 ロシアのペスコフ大統領報道官は、令和5年4月19日、韓国の尹錫悦大統領が、ウクライナへの軍事支援の可能性に言及したことに対し「兵器の供与開始は間接的に紛争へ関与する段階に入ったことを意味する」と警告しました。
 メドベージェフ前露大統領も北朝鮮への兵器供与の可能性をほのめかすなど、ロシアは反発を強めています。

 令和5年4月24日から訪米していた尹大統領は、ロイター通信とのインタビューにおいて、ウクライナの民間人が大規模な攻撃を受けた場合、軍事支援に踏み切る可能性を示唆しました。

 この報道を受け、ロシアのペスコフ大統領報道官は「残念ながらソウル(韓国政府)は非友好的な立場をとり続けている」と批判しました。

 ロシアが令和4年2月にウクライナへの侵略を始めた直後から、韓国は戦略物資の対露輸出を取りやめ、金融制裁も発動しました。
 ロシアは令和4年3月に韓国を「非友好国」の一つに指定するなど対抗措置を実施している。

 ロシアの安全保障会議副議長を務めるメドベージェフ氏は令和5年4月19日、尹大統領の発言に関連して「もし北朝鮮がロシアの最新兵器を手にしたら、韓国の住民はどう思うだろうか」とけん制しました。

 ロシアは、アメリカや日本、韓国との関係悪化も踏まえ、アジア太平洋方面で軍事力の誇示を続けています。
 ロシア太平洋艦隊は、令和5年4月中旬から大規模演習を実施し、令和5年4月19日には戦略爆撃機8機が日本海とオホーツク海の公海上空を飛行したことを明かしました。

 ロシアは、ロシアが弱体し、ロシア極東軍がウクライナに配置換えされている隙に、北方領土を奪還しに来るかも知れないと、本当に思っているのではと考えられる節があります。
 ただ、日本には、そんな勇気はありませんね。

 一般に、人や国は、自分が考えていることを、他の人や国が考えていると誤解しがちです。


TOPへ戻る