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2023年バックナンバー

雑記帳

南高梅

 盗難といってもいろいろありますが、高価な野菜や果物も盗難に遭います。
 「梅」も結構盗まれます。
 高級品なら、小売り販売価格は1キログラム3500円ですから、卸値は安いのかも知れません。

 なぜ、和歌山県一の梅のブランド名が「南高梅」となっているか、ご存じでしょうか。
 「南高」(なんこう)は、和歌山県立南部(みなべ)高等学校の略称です。
 戦前は、紀南農業学校といいました。

 なぜ「南高梅」と呼ばれるのでしょうか。
 明治年間に、上南部村(その後、合併で南部川村、さらに合併でみなべ町)の高田貞楠氏が、梅の苗を譲り受けた中に粒が大きく、美しい紅のかかる優良種が一本あるのに着眼し、その木を母樹として育成し、増植を行ないました。
 その後、南部高等学校教諭であった竹中勝太郎氏が、調査研究の結果最も優れたものを「南高梅」と名付け発表したということだそうです。

 ちなみに、私の従兄弟が、南高梅をつくっています。
 一時期、梅干しが健康ブームに乗って、大いにもうかったそうです。
 田舎にもかかわらず、「梅御殿」と呼ばれる家が建ち並んでいます。

 私の本籍は、和歌山県日高郡みなべ町(旧・上南部村。旧・南部川村)においたままです。
 私の従兄弟が住んでいる家が本籍地です。
 父は長男ですが、戦後、先祖伝来の自宅と田畑を弟に譲って、和歌山県庁職員として働くことになりました。
 父が本籍をそのままにしましたし、私も本籍をそのままにして現在に至っています。
 戸籍謄本は、ここ10年間以上とったことはありません。
 ですから、本籍を動かさずにすんでいるのですね。
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