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2023年バックナンバー

雑記帳

自殺

 原因を大分類で見ると、「健康問題」「経済・生活問題」「家庭問題」「勤務問題」「学校問題」「男女問題」「その他」「不詳」の8つで分類されているようです。
 複数の理由がある場合もあります。

 無職者の場合は「健康問題」が圧倒的に多く75.1%、健康問題は自営業で52%、サラリーマンで40.9%と多数を占め、「不詳」を除くと鉄道自殺者全体の原因のほぼ6割が「健康問題」だったそうです。
 なお、健康問題には「身体の病気」のほか、「精神疾患」(「うつ病」「統合失調症」「その他の精神疾患」)も含まれます。
 一方、学生・生徒等では「学校問題」が39.5%とトップでした。
 学生・生徒が「健康問題」で自殺するというというのはごくまれでしょう。
「生活苦」「夫婦関係の不和」「職場の人間関係」「仕事疲れ」があったほか、学生生との場合「学業不振」もあったそうです。

 珍しいところでは「就職失敗」「進路に関する悩み」「仕事の失敗」「子育ての悩み」「入試に関する悩み」「犯罪被害」などもあったとのことです。

 鉄道自殺は、他人に迷惑を掛けます。
 資産がない人なら、親族が相続放棄をして終わりですが、資産があれば、損害賠償をもっていかれます。
 鉄道会社が、遺族に損害賠償請求し、場合によっては、訴訟を提起するのは、自殺した人にそれなりの資産があり、相続放棄ができなかった場合ということになります。

 自殺か事故かで訴訟になることがあります。
 多くの保険会社では、契約から3年内の自殺の場合、保険金は支払われません。
 傷害保険の場合、そもそも自殺では保険金は支払われません。
 事故に見せかけた自殺を試みる人が多いのはそのためです。
 私は、過去に何件か扱っていますが、結構、手口が巧妙となります。
 あまり、自殺を事故と見せかける具体的方法を書いて、まねされてもいけませんから記載はしません。

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