2023年バックナンバー
雑記帳
鉄道の軌道の幅と戦争
来日したウクライナのクブラコフ副首相兼インフラ相が、ロシアによって破壊された鉄道網の再建に、日本の新幹線のシステムを導入にしたいと関心を寄せていると述べました。
もちろん現実的ではありません。
フランスのTGVやドイツのICEを導入するのが現実的です。
線路幅には、標準軌(1435mm)と狭軌(1067mm)があります。
イギリス、ドイツ、フランス、ドイツは標準軌(1435mm)です。
同じ標準軌のレールですから、国際列車が走れます。
日本のJR線の在来線は狭軌(1067mm)です。
鉄道網を急速に広げようと考えたとの理由、トンネルの掘削のコストから狭軌を採用したとされています。
JRの新幹線は、標準軌です。狭軌では、あまりに狭いですね。
新幹線は在来線を走れません。新幹線と在来線が混ざって走れないことが、新幹線の定刻運運転に寄与しています。
イギリス、ドイツ、フランスなどは、一般車両も高速鉄道も、同一レールを走行できますし、走行しています。
高速鉄道専用の線路の拡充につとめて、高速化を実現しようとしています。
といいましたが、標準軌より広い広軌の線路の国があります。
スペインとポルトガルです。
標準軌より広い広軌(1668mm)の線路が主流です。
なぜ、広軌を採用したのかには諸説がありますが、フランスなど他国から侵略されたとき、自国の線路を利用させないために、わざと広軌にしたという説もあります。
高速鉄道を走行させるため、標準軌の線路を引き、他国の高速鉄道を導入したり、自国生産をしています。高速鉄道は、フランスなど他国とも直通運転ができますね。
他にも、標準軌より広軌の線路の国があります。
ロシアですね。
ロシアの線路の幅は1520mmで、標準軌とスペインとポルトガルの間です。
なぜ、広軌を採用したのかには諸説がありますが、やはり、ドイツなど他国から侵略されたとき、自国の線路を利用させないために、わざと広軌にしたという説もあります。
軌道が違えば鉄道を使った兵站線はそのまま連続することができず、積替えか軌道変更の工事を行わなければなりません。
積替えることは単純な話ではありません。というのも、戦車、装甲車、車輌などから、弾薬、燃料などの危険物など多種多様の大量の荷物を扱わなければならず、積替え地点では、荷下ろし、受取、仕分け、梱包など管理も必要です。
敵やゲリラが襲撃しやすいですね。
なお、トラックと鉄道では、運搬能力に大きな差があります。
トラックで運送できる能力は知れています。
ということですが、ウクライナの軌道は、他の旧ソ連諸国やのバルト三国ように、ロシアの軌道と同じ1520mmの広軌です。
隣国ポーランドの軌道は、イギリス、ドイツ、フランス、ドイツなどと同じ標準軌(1435mm)です。
鉄道による兵站線が引けるかどうかの軌道の違いが、ポーランドとウクライナの安全保障上のリスクに違いを生んでいます。
日本はどうなんでしょうね。
山陰や四国の鉄道は、採算が合わなければ廃線にしてバス路線に転換しても、防衛上問題は大きくありません。
ただ、北海道の鉄道は、ロシアからの攻撃に対する防御の点から、廃線にしてバス路線に転換するのではなく、鉄道を残した方がよいと思うのですが、いかがでしょうか。
もちろん現実的ではありません。
フランスのTGVやドイツのICEを導入するのが現実的です。
線路幅には、標準軌(1435mm)と狭軌(1067mm)があります。
イギリス、ドイツ、フランス、ドイツは標準軌(1435mm)です。
同じ標準軌のレールですから、国際列車が走れます。
日本のJR線の在来線は狭軌(1067mm)です。
鉄道網を急速に広げようと考えたとの理由、トンネルの掘削のコストから狭軌を採用したとされています。
JRの新幹線は、標準軌です。狭軌では、あまりに狭いですね。
新幹線は在来線を走れません。新幹線と在来線が混ざって走れないことが、新幹線の定刻運運転に寄与しています。
イギリス、ドイツ、フランスなどは、一般車両も高速鉄道も、同一レールを走行できますし、走行しています。
高速鉄道専用の線路の拡充につとめて、高速化を実現しようとしています。
といいましたが、標準軌より広い広軌の線路の国があります。
スペインとポルトガルです。
標準軌より広い広軌(1668mm)の線路が主流です。
なぜ、広軌を採用したのかには諸説がありますが、フランスなど他国から侵略されたとき、自国の線路を利用させないために、わざと広軌にしたという説もあります。
高速鉄道を走行させるため、標準軌の線路を引き、他国の高速鉄道を導入したり、自国生産をしています。高速鉄道は、フランスなど他国とも直通運転ができますね。
他にも、標準軌より広軌の線路の国があります。
ロシアですね。
ロシアの線路の幅は1520mmで、標準軌とスペインとポルトガルの間です。
なぜ、広軌を採用したのかには諸説がありますが、やはり、ドイツなど他国から侵略されたとき、自国の線路を利用させないために、わざと広軌にしたという説もあります。
軌道が違えば鉄道を使った兵站線はそのまま連続することができず、積替えか軌道変更の工事を行わなければなりません。
積替えることは単純な話ではありません。というのも、戦車、装甲車、車輌などから、弾薬、燃料などの危険物など多種多様の大量の荷物を扱わなければならず、積替え地点では、荷下ろし、受取、仕分け、梱包など管理も必要です。
敵やゲリラが襲撃しやすいですね。
なお、トラックと鉄道では、運搬能力に大きな差があります。
トラックで運送できる能力は知れています。
ということですが、ウクライナの軌道は、他の旧ソ連諸国やのバルト三国ように、ロシアの軌道と同じ1520mmの広軌です。
隣国ポーランドの軌道は、イギリス、ドイツ、フランス、ドイツなどと同じ標準軌(1435mm)です。
鉄道による兵站線が引けるかどうかの軌道の違いが、ポーランドとウクライナの安全保障上のリスクに違いを生んでいます。
日本はどうなんでしょうね。
山陰や四国の鉄道は、採算が合わなければ廃線にしてバス路線に転換しても、防衛上問題は大きくありません。
ただ、北海道の鉄道は、ロシアからの攻撃に対する防御の点から、廃線にしてバス路線に転換するのではなく、鉄道を残した方がよいと思うのですが、いかがでしょうか。