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2023年バックナンバー

雑記帳

日本人観光客の減少

 私は、今年(令和5年)4月29日から5月7日の大型連休を利用して、ドイツ、チェコ、オーストリアを旅行しました。5月1日2日に、法廷や調停の期日を入れたり、依頼者をよぶということがなければ、残りはすべて土曜日か休日です。

 ミュンヘン(あと、レーゲンスブルクとダッハウ)、チェスキークロムロフ、プラハ、ウイーン、ザルツブルクを回りましたが、どの都市を訪れても感じることがコロナ前を上回る水準まで欧州の観光活動が完全に復活している一方、ほとんど日本人観光客の存在感がありませんでした。
 団体をみかけたのはウィーンのみでした。

 多いのは韓国の団体客です。
 韓国ウォンは、対米ドルやユーロなどで、日本と同じくらい目減りしています。
 韓国人は、借金をして平気で海外旅行に行きますから、コロナ禍終了とともに、海外旅行に繰り出したのでしょう。日本人は、貯金してから海外旅行に行きますね。

 ちなみに、令和4年5月に発表したIMFの報告書「グローバル債務モニタリング」によれば、令和4年第1四半期のGDP比の家計債務残高は、発表された36か国と地域の中で、韓国104.3%、香港(95.3%)、タイ(89.7%)、英国(83.9%)、米国(76.1%)、中国(62.1%)、日本(59.7%)、ユーロゾーン(59.6%)となっています。

 中国本土の旅行客も少ないですね。
 コロナの影響などがあるのでしょう。
 中国語をしゃべる旅行客は、礼儀をわきまえている旅行者が多く、台湾、香港からだと思います。

 日本人は、裕福な高齢者がコロナ禍が怖くて海外旅行できないのと、やはり、円安がひびいていると考えられます。

 私自身は、現地の人が、どこを見ているのか知りませんが、中国人や韓国人に間違えられることはありませんでしたが、中国人や韓国人に間違えられても不思議ではないような日本人旅行客の減少です。

 コロナについて主要国の中でも最後まで感染対策を行っていたことに加えて、急速に円安が進行したことも、日本人の観光客の減少に大きく影響していると見えます。

 まあ、無理することはありません。
 余裕ができたら、日本人も海外旅行に行くようになるかと思います。
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