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2023年バックナンバー

雑記帳

パスポートの残存期間

 パック旅行に申込むと、旅行会社がパスポートを預かり、入国審査用紙記入を代行するから、手数料2000円+税いただきますという商売をしているところがありました。
 「ぼったくり」ですね。
 といっても、旅慣れない人には、メリットもありました。
 パスポートの「残存有効期間」=「パスポートの有効期限が切れるまでの残り日数」をチェックしてくれていましたから。

 ビザの必要な国はビザの発行時点で分かりますから、ビザの必要のない国のみ問題となります。
 中国はビザが必要となっています。
(アジア)
台湾・帰国時まで有効なもの
韓国・入国時3か月以上
フィリピン・入国時6か月以上
タイ・入国時6か月以上
インドネシア・入国時6か月以上
(ヨーロッパ)
イギリス・帰国時まで有効なもの
シェンゲン協定加盟国(ドイツ、フランス、オーストリア、スイス、イタリア、オランダ、ベルギー、スペイン、ポルトガルなど)・シェンゲン協定加盟国出国時3ヵ月以上(基本的に90日滞在できます。10日の旅行なら100日となります)
(北米)
アメリカ・帰国時まで有効なもの(入国時90日以上が望ましい)
カナダ・出国予定日+1日以上
(オセアニア)
オーストラリア・帰国時まで有効なもの(ETA取得の場合)
ニュージーランド・入国時3か月+滞在日数以上

 外務省のホームページでは、パスポートの残存有効期間の確認に関して、強く注意喚起しています。
 なお、上記の期間については、変わることがありますから、各自確認してください。
 例外はあるにしても、入国時に最低でも3か月+α、6か月の国も結構あると覚えておくのが賢明です。
 他の国に、もっと長期間必要な場合があるかも知れません。海外旅行に行くことが珍しい国に日本にある当該国の大使館、総領事館等に必要となるパスポートの残存有効期間をご確認するのが賢明でしょう。
 通常は、残存有効期限の1年前を目安に更新するのが賢明といわれています。

 家族で行く場合は、家族のうちの1人が入国できない場合、その家族をおいていくか、旅行を取りやめにするか選択しなければなりません。
 再発行は、最低、半年+発行にかかる日数を考えて手続きをした方がいいですね。

 現在は、旅行代理店が、入国審査用紙記入を代行するにしても、しないにしても、パスポートの顔写真のページのコピーを求めてきます。
 パスポートの「残存有効期間」のチェックをしています。
 他に、ローマ字綴り(「太田」さんなら「OTA」「OHTA」「OUTA」など)もチェックしています。

 現在、旅行会社を通さずに、航空会社のホームページから購入するときは、パスポートの有効期限の入力まで求めてこないことも多いため注意が必要です。パスポートの有効期間を入力した段階で「残存有効期間が足りません」と表示され、予約ができなくなるシステムを組んでいる航空会社もあるにはあります。
 私がよく利用するのは全日空とルフトハンザですが、両方とも、パスポートの有効期限を入力しなくても購入できます。全日空については、私がマイレージプログラムの会員で、パスポートの有効期限などを入力していますから、購入のためのログイン時にチェックしている可能性がないわけではありません。

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