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2023年バックナンバー

雑記帳

令和4年の日本人平均寿命は男女ともに2年連続で減少

 令和4年の日本人の平均寿命が男女ともに縮んだことが分かりました。前の年を下回ったのは2年連続です。

 厚生労働省によりますと、去年の日本人の平均寿命は男性が前の年から0.42歳少なくなって81.05歳、女性は0.49歳少なくなって87.09歳でした。男女ともに2年連続で前の年を下回りました。

 国別に見ると、女性の平均寿命は日本が世界1位で、男性はスイス、スウェーデン、オーストラリアに次いで世界4位となっています。 

 平均寿命が減少した要因について、厚労省は「新型コロナウイルスの流行などが影響している」と分析しています。令和4年の新型コロナによる死亡者数は4万7000人余りで、令和3年のおよそ1万6000人と比べて増加していました。
 もっとも、コロナも、当初の武漢型からオミクロン型になってからは、高齢のため、いつ亡くなっても不思議ではない人が、新型コロナに罹患していれば、他の死因にはカウントせず、新型コロナによる死亡とカウントしたからでしょう。

 令和2年の新型コロナ禍においても、緊急事態宣言など、人と人との接触を過剰すぎるくらいに制限した結果、死亡者数は令和元年より少ないくらいで、平均寿命が延びました。
 令和3年、令和4年と、経済活動を動かすために、人と人との接触を緩和したため、令和2年の死亡者数減少の反動が来たと思われます。

 いずれ、死亡者数は減少に転じ、その結果、平均寿命は男女とも延び続けると考えられます。


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