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2023年バックナンバー

雑記帳

生活保護の2世帯に1世帯が高齢者

 令和3年度の調査によりますと、生活保護受給者は約204万人で、保護率は1.62%です。
 そして、生活保護受給世帯のうち、65歳以上の高齢者世帯は55.6%にのぼります。つまり、生活保護世帯の半数以上が高齢者世帯です。

 生活保護の2人に1人が高齢者なのでしょうか。
 年金だけでは生活していけない、かとって蓄えもないということです。

 全くの無年金という高齢者もいます。
 といっても、結構います。

 年金では生活がしていけず、不足分を生活保護でまかなうという高齢者がいます。
 厚生年金なしの老齢基礎年金額は、令和3年の調査によると月5万7000円だけです。年金額だけで生活費をまかなうのは難しいといえます。
 厚生年金があっても、わずかという受給者も多いですね。

 最低生活費に年金が及ばない場合には、年金額との差額を生活保護で補っている高齢者が多いということですね。
 年金0の世帯が受ける生活保護費から、年金を引いた金額が生活保護費になります。
 医療費が0になるのは大きいです。

 これから、高齢者世帯の生活保護受給者世帯は増え続けるでしょうね。

 ちなみに、生活保護を受給できる条件は、以下のとおりです。

 働ける状態にない
 保有している財産がない
 年金や各種手当などを使っても生活が困難

 その他、扶養義務者がいないという要件がありますが、とっくに親類縁者から見放されている場合が多いですね。


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