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2023年バックナンバー

雑記帳

ドイツに「欧州の病人」再来の懸念 成長めざし起死回生の5兆円減税

 ドイツ経済研究所(DIW)は、令和5年9月8日、ドイツの今年のGDPが0.4%縮小するとの見通しを明らかにしました。
 従来予測の0.2%減から下方修正した。世界の主要国の中で、マイナス成長はドイツだけだそうです。

 縮小の理由として、個人消費の弱さや、中国での需要減による輸出低迷で、ドイツ経済の回復が遅れていることを挙げています。

 ドイツのショルツ政権は、令和5年8月30日、環境投資を進める中小企業などへの5年間で、計320億ユーロ(約5兆円)規模の減税を柱とする経済対策を決めました。

 エネルギー高騰や、輸出先の中国の経済悪化などが響き、一人勝ちと言われた経済は低迷し、政権の支持率も過去最低水準です。
 平成2年の東西統一後の経済低迷時に呼ばれた「欧州の病人」の再来かとの議論も出始めるなか、政権は経済のてこ入れを図りたい考えです。
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