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2023年バックナンバー

雑記帳

JR嵯峨野線「インバウンド大混雑」

 外国人観光客が戻ってきています。
 大阪でも、結構、外国人観光客をみます。通勤途中に、阪急デパートの免税コーナーが見えるのですが、台湾か中国本土からの観光客でにぎわっています。

 京都はすごいでしょうね。
 私自身、コロナ前の京都の桜と紅葉のころの混雑ぶりを知っていますから、コロナが一時的に下火になったころを狙って、京都の神社仏閣を回っていました。
 日曜日に出かけて京都のホテルに宿泊すれば、月曜の朝に事務所に定刻に出勤できますし、安いですね。

 私自身は、阪急嵐山駅から行くことが多いので、あまりよく知りませんが、JR嵯峨野線の混雑が深刻になっているようです。
 渡月橋、竹林の道、保津峡を走る嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車など、最初に京都を訪れる観光客の見所満載です。

 嵯峨野線のダイヤは、令和2年、コロナ禍による外国人観光客の減少を受けて減便され、嵯峨嵐山駅に停車する普通列車は日中でおおむね20分間隔、基本的に4両編成、日中の運行本数はおおむね1時間に快速列車1本と普通列車3本の運行だそうです。
 また、通勤用のベンチシート(ロングシート)の電車なら、結構詰め込めば詰め込めますが、2列2列のボックスシートでは、立ち席にも限りが出てきます。
 4両編成の普通列車が到着して乗客が乗り込むと、車内は瞬く間に満員になるそうです。

 観光客はいいとして、京都市中心部を走る生活路線であるという点が問題ですね。
 京都市は、地下鉄も不便です。
 バスも、観光路線は、並んで1台見送りがあたりまえですね。

 JR西日本は夏休み期間中の令和5年7月21日から8月10日までと8月17日からから31日までの間、嵯峨野線に臨時列車を1日6本、車両を増結した列車を平日26本、土曜・休日34本運行し、また、令和5年7月15日から17日までの3連休と8月11日から16日までのお盆は、臨時列車を平日8本、土曜・休日10本、増結列車を1日57本に拡大するそうです。
 「やればできる」ということですから、やらないだけという事のようです。

 せめて、他の路線を走るベンチシートの電車を持ってくれば解決策になるのでしょうが、JR西日本の中で嵯峨野線の優先順位はそれほど高くないそうです。
 国土交通省によりますと、コロナ前の令和元度で1日当たりの駅乗降客数を見ると、多くの路線が発着する京都駅はJR西日本管内で2位ですが、嵯峨野線の駅でトップ50に入った駅はないそうです。
 また、嵯峨嵐山駅の乗降客数が1万6850人なのに対し、乗降客数5万人以上の駅が並ぶ神戸線、京都線、大阪環状線などに数字で見劣りするそうです。


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