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2023年バックナンバー

雑記帳

駅のエスカレーターの上下

 エスカレーターは上りエスカレーターと下りエスカレーターがあります。
 エスカレーターが2基、あるいは3基の場合は、上りエスカレーターと下りエスカレーターの両方があります。
 エスカレーターが1基の場合は、通常、上りエスカレーターが多いです。
 階段を上るのはしんどいですが、階段を下るのは楽です。ですから、1基の場合、通常、上りエスカレーターになっています。

 それが当たり前と思っていました。
 ただ、1基の場合、下りエスカレーターになっている駅があります。
 そのような駅が増えてきたような感じがします。
 高齢化が理由のようです。

 上り階段と下り階段を考えてみます。
 私は「上りの方が膝に負担がかかる」と思っていました。
 逆だそうです。
 階段を下りる際にどのくらいの負担が膝にかかるかと言うと「体重の6~8倍に相当する」そうです。逆に、階段を上る際にかかる膝の負担は「体重の4~5倍に相当する」そうです。
 下りの際に膝への負担が大きくなるのですね。

 どちらが安全か考えてみます。
 誰が考えても、上り階段より、下り階段が危険です。
   登りで転んでも手をつけば大丈夫ですが、下りだと手がつけません。
 私は、上り階段は、駆け足で上ることがありますが、下り階段はゆっくりおります。
 すべったとき、えらいことになります。
 という理由で、1基の場合、下りエスカレーターにしている駅が増えているそうです。

 阪急梅田駅などは、エスカレーターが3基あって、朝のラッシュ時には、ホームへの上りエスカレーター1基、ホームからの下りエスカレーター2基、夕刻は、ホームへの上りエスカレーター2基、ホームからの下りエスカレーター1基にしています。
 逆向きにするのは簡単なようです。

 高齢化社会になるとともに、エスカレーターが1基の場合、上りエスカレーターではなく、下りエスカレーターにする駅が増えていくでしょう。 
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