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　イギリスの旅行保険比較サイト「Quotezone.co.uk」が、ヨーロッパ各国の「スリ危険度ランキング」を発表しました。
　同ランキングは、旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」に掲載された各国の人気観光地トップ５の口コミのなかから、スリ被害に関するものを抽出、件数の割合を比較してランクづけしたものです。

スリ被害に遭う危険性が高いヨーロッパの国ランキング
１イタリア
２フランス
３オランダ
４ドイツ
５ギリシャ
６スペイン
７ポルトガル
８.トルコ
９アイルランド
１０ポーランド

　スリにもっとも注意すべき国イタリアでは、令和４年、ローマのコロッセオ、トレヴィの泉、パンテオン神殿、ミラノの大聖堂（ドゥオーモ）、フィレンツェのウフィツィ美術館の５ヵ所で、計１９０６件のスリ被害の投稿が寄せられました。

　Quotezone.co.uk創設者でCEO、グレッグ・ウィルソン氏は「スリ被害はどこででもありえます。観光客が多く集まる場所は、スリにとって狙いを定めやすい便利な場所です。人々は景色ばかりに気を取られていますから」とアドバイスをします。
　「パリのエッフェル塔やローマのトレヴィの泉といった象徴的な場所は、特にスリを集めます。群衆に紛れて目立たないように動きやすいので」

　スリ被害に遭わないためにはどうすれば良いのでしょうか。
　まずは「常に注意深くいること」だ。貴重品や高価なジュエリーはホテルの金庫に入れるなどして適切に管理します。
　また、ジッパー付きで体に密着する斜めがけの鞄や、腹に巻くマネーベルトの使用をウィルソンは推奨しています。

　「持ち物を放置してその場から離れない」ことも大切です。
　ウィルソンは氏「旅行保険会社は、旅行者に荷物の『適切な管理』を求めています。置きっ放しにしていたとわかれば、保険請求が却下される可能性があります」と話します。

　万一、スリの被害にあった場合は、警察で紛失・盗難届をもらっておかなければ、保険の請求もできません。