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2023年バックナンバー

雑記帳

水の都ベネチア、入場料導入へ 観光客増加、日帰りで5ユーロ

 「水の都」として名高いイタリア北部ベネチアは、増え続ける観光客への対策として、令和5年9月5日、令和6年から入島する日帰り客から、1人5ユーロ(約800円)の入場料を徴収する計画を発表しました。
 観光客が多い春から夏にかけての連休や週末など約30日間に試験的に導入します。

 主にベネチア島旧市街や対岸のメストレ地区と、リド島など周辺の島が対象です。
 市議会で最終的な承認を得た後、計画の詳細を決めます。

 世界遺産に認定されているベネチアは、ユネスコが、令和5年7月、「危機遺産」への指定を勧告しました。
 観光客が押し寄せて住民生活が害される「オーバーツーリズム」や気候変動の深刻化を理由としています。
 ただ、日本などの反対で、「危機遺産」への指定は回避されました。

 もともと、ベネチア本島や、対岸のベネチアメストレ地区の宿泊客には、宿泊料金に応じた宿泊税をかけています。
 日本からのツアーで、ベネチア本島に宿泊するツアーは減りました。もともと、宿泊施設は多はないし、日本人が、ついていないとツアー自体の不平不満につながるバスタブつきの部屋もおおくありません。

 また、ベネチア本島に観光客が入ろうとすると、1本の道路を通る、電車かバスか自家用車ということになりますから、徴収自体は難しくありません。
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