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2023年バックナンバー

雑記帳

公国、大公国

 世界にはいろいろな形態の国があります。

 ヨーロッパをみると、ドイツ、フランスのような「共和国」もありますし、イギリス、オランダ、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ノルウェー、ベルギーなどの「王国」も結構あります。
 変わったところで「大公国」「公国」というのがありますね。
 ヨーロッパの「大公国」はルクセンブルクのみ、ヨーロッパの「公国」はモナコ、リヒテンシュタイン、アンドラなどがあります。
 「王国」ではなく、「大公国」「公国」というのは、王様が君主ではなく、大公や公爵が君主の国家です。
 ルクセンブルクは大公が君主、モナコ、リヒテンシュタイン、アンドラは公爵が君主ということになります。

 ルクセンブルクは、かつて、ルクセンブルク・フランという独自の通貨をもっていましたが、モナコは、フランス・フラン、リヒテンシュタインはスイス・フラン、アンドラは、フランス・フランとスペイン・ペセタが通貨でした。
 リヒテンシュタインは、今でもスイス・フランですが、ルクセンブルク、モナコ、アンドラはユーロになりましたね。

 国によって違いますが、貴族には、以下の爵位の貴族がいます。男性のみをあらわしています。王に、KingとQueenがあるように、それぞれに、女性形があります。

大公 Archduke Grand Prince Grand duke
公爵 Duke
侯爵 Marquess/Marquis
伯爵 Earl
子爵 Viscount
男爵 Baron

 ちなみに、ゴルゴ13は「デューク・トーゴー」と呼ばれますが、直訳すると東郷公爵ですから、結構、上級貴族です。

  ロンドンには「Earls court」「Barons court」などの地名がありますが、伯爵の館、男爵の館があったのでしょうね。
 「Knightsbridge」という地名もありますが、「Knight」は爵位のない貴族という扱いだそうです。 
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