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2023年バックナンバー

雑記帳

阪急、令和13年に関西国際空港直通へ 急行を乗り入れ

 阪急電鉄が、大阪市内を南北に走る新線「なにわ筋線」の開業に合わせ、令和13年に新大阪から阪急の連絡線、なにわ筋線を経由して関西国際空港を直接結ぶ列車の運行を開始させる方針を表明しました。
 もっとも、確定ではありません。

 阪急電鉄は、新大阪―関西国際空港間で1時間あたり6本(10分に1本)ほどの急行を走らせ、なにわ筋線以南の関西国際空港に向かうルートは南海電気鉄道、JR西日本双方の路線への乗り入れを検討しています。
 関西国際空港に直接乗り入れるルートを整備し、訪日外国人客需要を取り込むとともに、兵庫県などに広がる阪急電鉄の沿線の価値を高める狙いです。

 阪急電鉄は新大阪から十三(じゅうそう)駅、十三駅からなにわ筋線の始発駅であるJR大阪駅をつなぐ2本の連絡線を開業する計画で、関西国際空港への直通ルートは、それらと合わせて開設を目指すとしています。
 急行を走らせる理由としては、関西国際空港だけでなく、十三から新大阪、またなにわ筋線の各駅などに移動する通勤客なども取り込むためとしています。
 阪急の列車を使って移動する場合、十三から関西国際空港までは約57分、神戸三宮から関西国際空港までは約1時間20分、京都河原町から関西国際空港までは約1時間35分などとなる見通しです。

 もっとも、直通といっても、電車を乗り換えなければなりません。
 阪急電鉄のレール幅は、全線、新幹線と同じ標準軌(1435mm)、なにわ筋線は、関西空港に乗り入れているJR在来線と南海電鉄と同じ狭軌(1067mm)ですから、現在の阪急電車のまま関西空港に乗り入れることは不可能です。
基本的に南海電鉄と共通の構造とし、メンテナンスは南海に依頼する方針だそうですが、阪急のシンボルである「マルーンカラー」にする予定だそうです。
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