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2023年バックナンバー

雑記帳

ドイツ州議選ショルツ連立惨敗 右派政党躍進が最大野党に

 ドイツの中西部ヘッセン州と南部バイエルン州で、令和5年10月8日、州議会議員選挙が投開票されました。

 ヘッセン州は、以下のとおりです。
 CDU 52議席
 AfD 28議席
 SPD 23議席(連邦与党)
 緑の党 22議席(連邦与党)
 FDP  8議席(連邦与党)

 バイエルン州は、以下のとおりです。
 CSU 52議席
 FW  37議席(CSUとともに行動するが党議拘束は受けない)
 AfD 32議席
 緑の党 32議席(連邦与党)
 SPD 17議席(連邦与党)

 国政で共闘する保守政党のキリスト教民主同盟(CDU)とキリスト教社会同盟(CSU)が勝利しました。
 ショルツ首相率いる社会民主党(SPD)をはじめとする連立3党は、両州でそろって票を減らす惨敗の様相でした。

 一方、移民受け入れを拒否する右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は、各州議会において、最大野党に躍進しました。

 4年ごとに実施される連邦議会選から2年がたち、大都市圏を含む両州議選は、ショルツ政権の「中間評価」と見なされていました。
 欧州全体で問題となっている移民対策で成果が出せず、連立内で政策の不一致が続発したことも支持離れにつながっているとみられます。
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